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鼓動

「銭湯?」
急にみんなが口を開いたと思ったらそんな話を持ちかけられた

「あぁ。まずそこで服を乾かしてから行こう! な!」

「ほら、その方が雨がもう少し収まるかもしれないし」

「う、うん!」
ズイズイと言葉を進めてくるみんなは顔だけは決して私の方を向こうとしない;;

・・;;私、何かしたかなぁ;;






そして、みんなで駆け足で銭湯の方へと向かった


カランコロンカランコロン

そう音を鳴らしてる私に、みんなは速さを合わせて走ってくれて・・


ごめんねみんな;;


そう、思うものの私の足は少しずつ・・

私にしか聞こえない壊れる音を発していた




・・・っやば・・


痛い・・

「っ・・」



「・・・?」




フワ

「え・・?」

「もしかして、足・・痛い?」
私の少しの反応にチラとこっちを向いた精市は言って私をおんぶしてくれた

「あ・・」

「・・無理しないで。捕まってて」
私の顔を見ずに、まっすぐと走る精市になんだかドキドキしてしまって、、、
私は赤い顔を隠すようにして精市にギュッと掴まった...






「・・・//(浴衣でおんぶはだめだったな;;)」
走っている中、タダでさえぬれて密着しているのに、ギュッと掴まっている海里にドキドキしながらも、浴衣がはだけないように気を遣う幸村だった





















「ふぅ、着いた」
おのおの言って、みんなは下駄を脱ぐ

その中精市は、私をそのまま下駄箱の近くにあったベンチに座らせて私の足に触れた

「っ//!」


そして、下駄を脱がす



「あ、ありがと//」

「・・うん」
返事はしたが、脱がした後も精市は私の足をギュッと握っている

「っ//」

なんだかそれが恥ずかしくて私は精市から顔を離す




と、その時



チュッ




「!?//」

「フフ、おまじないv」
急な出来事に声を失うが


言った精市はなんだか無邪気で、、
私はますますドキドキしてしまった


「そーこー!ラブラブすんな;;おばちゃんが、服脱いだら乾かしてくれるってよー!」
少し遠くから聞こえたジャッカル君の声に私はハッとして立ち上がり、頬を軽く両手で挟んでみんなの元に駆け寄った

あーもうっ!
赤面直れー//








「・・・・・なにやってんだろ俺//」
クシャっと濡れた前髪を握り海里の背中を見つめて
呟いた

















あー//
まだ心臓がドキドキ言ってる//

そんなことを思っているとさっきのおんぶや足キスが脳裏に浮かんで・・

私はさっさと服を脱ぎ、おばちゃんに渡して、お風呂のドアを開ける


ガラガrドン




誰かにぶつかった;;














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あきゅろす。
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