木下会議
「おやじー!8人ね!」
「おー!勝負か?」
「んー、まぁそんなとこ♪」
ブン太が私たちからさっき集めたお金を一気にお店の人に渡した
「先にあれ倒した奴の勝ちな。んで、勝った奴は花火、みんなより多めな」
おじさんから目を離し、ブン太がお決まりのポーズをして、にみんなで軽くうなずいた
そして1人6個球を配られ、みんなが打ち出す
が
みんなは球を入れるのが速くて、遅い私は一生懸命球を入れていた
すると、聞こえてくるみんなの不思議な声・・;;
「ふむ、、ここからあたる確率93,876%だ」
呟きながら構える柳君
いつも思うんだけどさ、どうやって出してるんだろう;;
その言葉に私は心で呟いた
すると、今度は・・
「オラオラオラ!!」
球を入れるのが素早くって言いながらバンバン打つブン太
打った球の先を思わず私は見る
・・あぁ、ブン太 全然あたってないよ;;!
そしてその横では・・
「よっと、」
普通に構えて、しっかりと当てるジャッカル君
お、さっすがジャッカル君。まともだv
「レーザービーム!」
「柳生君!?」
ジャッカル君で安心したところを、柳生君がいきなり不思議な言葉を出したため、みんなには心で突っ込みを入れていたのに、私は思わず声を出した
いつからそんな技を・・っ!?
「っち、だれかラケットとボールもってこい」
数分して、ブン太がイライラした口調で言う
「え!?ちょっ!!それもう射的じゃなくね!?・・て、オイ!お前もう球最後かよ!!」
ジャッカル君は次の球の準備をしながらブン太に激しくつっこんだ
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるってな♪」
「ブン太でもそんな言葉を知っていたか・・。」
残念そうに言う柳君にブン太が飛びかかろうとするのを柳生君があわてて止める
「てかさ、それじゃぁブン太、『下手』って自覚あるんだね」
精市は笑顔で打ちながらブン太に顔を向けずに言った
「そうなるな」
あぁ、真田君まで・・
「ま、まぁまぁ;;」
みんなそんなにブン太をいじめちゃかわいそうだよ;;
そう気持ちを込めて私も打ちながらだが眉をしかめてみんなに言う
「そうじゃよ、はよ打ちんしゃい」
「あぁ、そうだな!?仁王、お前せこいな!!」
その言葉に対し笑っている雅治にみんなで近づく
すると、そこには、、
球が6球・・
「最後にとどめを刺した方がええに決まっとるじゃろ」
自信満々に言う雅治
「うわ、せこいー」
「仁王、たるんどる!!」
「まぁ、計算通りだがな」
みんなで責めるなか、柳君はため息を吐きながらいっtザーーーーーー
・・・えええええええええ!?
みんなのやりとりを見ていると、急に大雨が降ってきた
「え!?何!?雨すごっ」
私は言って、射的やさんの屋根の下にしっかりと入る
周りではそのすごい雨に『キャー』、『うわー』等の声とともにお祭りにいた人たちは素早く引いていった
「あちゃー、これはお開きだな;;」
お店の人が言って片づけ出す
「えっ、ちょ!おやじ!俺らまだ球のこってるぜぃ!?」
ブン太が慌ててお店の人にみんなの球を見せる
「あー・・;;どうすっかな。じゃぁおまけだ!好きなの持ってかせてやるから今日はかんべんな;;」
言うおじさんにみんなで顔を見合わせる
「じゃぁ、「エロビd「「「「「「「花火!!」」」」」」」
それを聞いてみんなで笑顔を見せる
・・・・なんか違う物を言おうとした人もいたようだけど・・・;;
私たちは急いで花火を抱えて木下に入る
「さて、どうするよ;;」
私はみんなの方を向く
「あぁ、結構大粒だし;;走って帰るしかないな;;」
精市の声に、遠くに見える別荘に目をやる
「「「「「「「「「(遠い;;;)」」」」」」」」
「・・あはは・・。・・それにしても・・結構濡れましたn・・!?」
柳生君は空笑いをした後、ピタと動きを止めてバッと私に背を向けた
「?どうしたんじゃ?柳ぎゅ・・!?」
「?・・うわ!!!?!?!?」
「何みんな顔赤くして・・・!?!?」
「・・▽●※□☆▽□△∞∴∃!!」
「・・//」
「・・・ゴホン//」
みんなそれぞれ不思議な反応をして私に背を向ける
「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」
向けた後、みんなは一言もしゃべらなくて・・・
なんだか孤立感がある
・・・みんな;;なんかいじめられてる気分だよ;;
「みんな?」
私が控えめに言うと、みんなはガシと円陣を組むように丸くなった
***
「見た?見ちゃった?」
幸村が全員の目を見ていく
「「「「「「/////」」」」」」
「お前ら・・・後でぶっ飛ばす」
「狽ヲ!?」
幸村が黒い笑みで言うと皆はおびえた様子を見せる
「と、ゆうのは今は冗談として」
「「「「「「(今だけ・・!?)」」」」」」
幸村以外の心が一つになるが、それを無視して幸村は続ける
「どうするよ?あのまま一緒に歩いてたんじゃ、俺理性消えるよ?」
言った幸村に皆は顔を赤めて目をそらす
そう、今の海里の状態は雨に濡れて浴衣が体にピタリとくっつき下着が透け、その形が分かる姿をしていた
「それはドーカンじゃが、、」
仁王は言った後、少し考えるそぶりを見せる
「と、あれ!あそこに駆け込むのはどうじゃ!?」
間を開けて、気づいたように言うその言葉に皆が顔を上げ、仁王の指を指している方向を向く
その先は・・
銭湯
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