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奥の部屋

「海里・・?」
後ろから聞き慣れた声


!

そうだよ、、なにしてんの、、私

今はみんながいるのに

「あ・・みんな、来てそうそうごめんね」
私はそうみんなに苦笑いを向ける

と、

「正直、ちょっと、、驚いたけど、、さ。しょうがないだろ?」
そう様々な声を掛けてみんなは私の頭を撫でてくれた



「っ、そんな事したら泣いちゃうよ・・」

「泣け泣け。お前さんはがんばっちょる」
その言葉に、ポタと何滴か涙を流した









「えーと、、部屋は・・・」

私は、みんなを連れて館内をうろつく


「・・・自由で!」

「箔鰍ーやりだな!?」

「あはは」
軽く私は笑って扉ばかりが見える廊下に出る

「んじゃぁ、俺、いっちばーん奥がええ!」
ブン太はそう言って走って行ってしまう

それにみんなでクスクスと笑i・・・



一番・・奥・・


お嬢!




私はハッとして、急いでブン太を追いかけた

「なっ海里!?そんなに走って平気なのか!?」
心配してくれる柳君の言葉に何も応えずにブン太を追う








「はぁ、はぁ」
私と、私を追いかけてくれたみんなは、ブン太が立っている横で止まり、息を整えた

足がズキズキと脈を打ってるが、そんなの今はどうでも良い


「?  なぁ、海里、この部屋開かないぜ?」
そうガチャガチャとノブを回すブン太

あ、
そっか

「そうだよー・・ ・。あー急いでそんしたぁ;;」
私はそこに座り込み、片手で頭をワシャワシャとかいた

「?どうしたんだよぃ?」

「・・この部屋はね、私ともう1人・・優斗しか入れないのよ」

みんなになら、言っても良いよね

とゆうか、みんなならここに入れても.....


「どうゆうことですか?」
柳生君が不思議そうに聞きながら私に手を伸ばす

それに私は『ありがとう』と言って立たせてもらって壁の横に立った

「確か・・」
私は言いながらドアから少し離れた壁に手を当てる

「?」そんな私をみんなは不思議そうに見つめていた



ウィィン


その音と同時にドアの真横に、ある物が出る


「これって・・」

「あ、俺知ってる。指紋を確認するやつだよね・・?」
精市が確認をするように私の顔をのぞいてきた

「そうだよ」
笑顔で答えてその機械に触れると、カチと音がした


「これね、私と優斗の指紋しか登録してないのよ。で、この部屋には景吾達も入れた事ないの」

「!」

「でも、ま、今はもう良いかなって・・。入る?」
私はドアを開けながらみんなに聞く

みんなは『景吾達も入れてない』とゆう言葉にとまどっているようだ

「俺たちなんかが入って良いのか?」
真田君の言葉に、私は何も応えずに笑顔を向けた













「すげー、、なんか写真とか多いいな〜」

「ふふ、秘密基地みたいな物だから2人で大切な物寄せ集めて飾ったの」

「『秘密基地』って・・;;普通はキッチンなんてついてないと思うぞ・・;;」

「ジャッカル、ここは俺たちと感覚が違うんだからみなまで言うな」

「ちょっ!真田君!私だって普通の秘密基地くらい分かるよ!!!?」

「クック  ? なぁ海里。」

「ん?」
急に言われ、真田君との話を中断して疑問符を浮かべた雅治のもとへ行く


「この写真立てには何も飾らんのか?」

あれ?ここの棚は全部写真入ってるはず・・なんだけどな・・

私は雅治が指を指している写真立てに目をやる



?

その写真立ては他の物より、なぜかホコリをかぶっていない


この写真立てには・・


何が・・



・・・!





この写真立ては優斗の・・だ


中に入ってたのは・・







お嬢!これ、俺の一番の宝もん!








私の・・





写真












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