笑い涙
あの後、私たちはお菓子やケーキを食べながら(と言っても、ブン太がほとんど食べたけど;;)少し、話をした
そして
いよいよ
「プレゼントターイム!」
「おぁ!なんで海里、そんなにノリノリなんだよぃ?!」
私が拳を振り上げて言うとすかさずブン太に言われた
「だって、ここ重要でしょ?」
「あーま、まぁ」
「では、俺から渡すとしよう」
そう言って真田君から順にプレゼントを渡していく
ブン太にはダイエット食品や、小さい脂肪測定機等がわたせれる
(ブン太は少し怒り気味だ;;)
精市にはタオルや、植木など実用的な物や趣味に沿った物が渡された
「後は、私だけだね!はい、精市」
「フフ、ありがとう」
精市に渡してブン太にプレゼントを渡そうと向き直る
ブン太は笑顔で手を出してくる
「ふふ、はいブンt・・・・」
「ん?どうしたんだよぃ?」
私の目にとまったのはブン太の左手についているもの
それは今、まさにプレゼントとして渡そうとしているリストバンドだった
私はすかさず手に持っているプレゼントを後ろに隠す
「あっ・・」
雅治は小さく呟いて、私の肩にポンと手を置く
「あー・・。どんまいぜよ;;」
「?なんだよぃ?」
「えーー・・と、、ブン太」
「?」
「今度でも良い?」
私は控えめに聞く
「なんでだよぃ?」
「・・・えーっと・・」
「あるんだろぃ?くれよぃ!」
「あっ!」
ブン太は私の後ろに回り込んでプレゼントをとる
「中は・・っとこの間俺が教えたケーキ、と、、リストバンド?」
「・・・」
「サンキューな!」
「え?」
「だってリストバンドは2個あったてええじゃん?てか両手あったほうがええしな!」
ブン太はニカッと笑う
「・・よかった。ありがとう」
「お礼を言うのはこっちだろぃ!」
ブン太は私にデコピンをする
「ったぁ〜」
「へへっ」
「俺も開けていいかな?」
「うんっ!」
そう言って精市は綺麗に包みを開けていく
「ヘアバンド・・?」
「そう。なんか、精市っぽくて」
「フフ、ありがとう。それと、、シュークリーム?」
「うん!」
「・・ふ・あぁ、あの時のはこうゆうことか。フフ、ありがとう」
精市は笑い涙を掬う
「え?」
「いや、何でもないよ。ありがとう海里」
そう言って精市は私に満面の笑みを向けた
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