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「おい海里、起きろ!!」
真田がそう言って海里のベットから掛け布団を奪い取る

「なっ!!」
そこには掛け布団を奪われ、寝ている人物だけになったベットの姿があった


しばし沈黙が流れる
だが、当の本人は夢の中・・

「お、お前ら何してるんだ!!!!?!??!」
沈黙を破ったのはジャッカルの怒鳴り声だった









「ん・・なに・・?」
私はジャッカル君の大きな声で目を開いた

そこには
いつもの見慣れた胸板
いつも鼻をくすぐる良い香り

いつもと同じ朝

みんな何をそんなあわてているんだろう・・
ん?
みんな・・?
みんな?
みんな。
・・・
みんな!?

私は勢いよく私を抱きしめていた人物を押し、ベットから突き落とした

と、同時に「あだ!」と普段では聞けない声が聞こえる

「なななななんで、まだ私のベットにいいいいいるの?!」

「「「「「「まだ?」」」」」」

・・・しまった!!墓穴だ!!

「あっいや、その・・・と、ともかくなんでいるのよ!?」
私は話しをずらそうとみんなから目を離し、ベットの下の落ちた人物の方を見る

すると、ベットのしたから手が出てきて、その人物はベットの上に腰掛けた

「ごめんごめん。寝過ごした」
その人物・・こと、精市はわざとらしい笑みを浮かべて言った
「『寝過ごした』じゃないわよ!約束が違うじゃない」

「「「「「「約束?」」」」」」

わーーー!!またやっちゃった!!!!!!
てか、みんなそんないちいちつっこまないでよ!!

「フフ、でもよく眠れただろう?」
「えっ、まぁ・・うん」
確かにとっても言い夢が見れた
今までに無いような楽しい夢。
・・・もしかしてずっと気にかけててくれた・・?

「それは良かった。みんな!朝ご飯に「いやいやいやいや!全然良くないじゃろ。なんでお前さんら一緒に寝てたんじゃ?」
雅治・・そこつっこまないで・・・

「えーと、海里が『一緒に寝て。精い「言ってないから!!」そうだっけ?」
「そうです!!」

そうだっけじゃないよ。もう。
そう言えば前もこんなことあったな・・・


「結局どうなんです?」

「精市が・・」

「「「「「「幸村(君)/精市 が?」」」」」」

「えー・・ ・と、私がうなされてるの気にして一緒に寝てくれた・・のよ」
私は少しを赤らめてみんなとは目を合わせずに言った

「ほぉう・・」
雅治が言うのと一緒にみんなが私を横目で見る
私は決して目を合わせない

「フフ、本当だよ」
そう言って精市はベットから立ち上がってリビングの方へと歩き出した

他のメンバーも渋々ついて行く




***
「なぁ。幸村君。」
「なんだい?ブン太」

海里が着替えるために自室にこもり、俺たちはリビングに残されて急にブン太が話しかけられた

他のメンバーも俺の周りにいる
「さっきの・・本当なのか?」
「さっきの・・?あぁ。本当だよ。みんなも、、昨日海里が辛い思いを今までしてきたのは聞いただろう?」

「そうだけど、、」

「みんな気づかなかったかい?いつも、、なんだけど海里、うわごとで『ごめんなさい・・』っていって泣くんだ」

「・・・・」

「でも、今、海里はあんまり人の優しさに触れることがないからとまどってるけど、抱きしめてあげると表情が柔らかくなるんだ」

「だから、、よく海里の家に泊まると・・?」

「そうゆう事だね。まぁ、下心も満載だけどね」
ははっと俺は苦笑いをする

「そうな「みんな!お待たせ!!」・・・」
バンッとゆう効果音を鳴らして海里が部屋に入ってくる

タイミング・・悪すぎるよ。海里。

「?どうしたの?」

「いや、何でもなか」

「そう?」









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