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懐かしい・・居場所

「景吾様。到着致しました」
その言葉と同時にドアが開く

「ああ。ご苦労」
景吾は冷たく言い放つ


あの後、車の中で笑顔の精市と怒りマークを付けている景吾がずっと言い合っていた


2人を会わせない方がよかったかな;;


車から景吾・雅治・精市の順で降り、私が下りようとする

ドアの右側では降りやすいように景吾が手を出していてくれた


こうゆう気遣いしてくれるところが・・好きなんだよね

私は景吾の手の上にそっと自分のてを・・
のせようとすると、精市が景吾を押しのけ右側に精市、左側に雅治が手を出してくれた

;;;

私は2人の手の上に自分のをのせ、車を降りる
目の前では景吾が精市と雅治を見て口角と眉毛をピクピクと動かしていた







「ん〜!相変わらず広いねぇ」
私は背伸びをしながら言う

「懐かしいか?」

「ええ。とても・・」

私はみんなより少し前を歩いて周りを見渡す

そんなに昔の話しじゃない
でも、みんながいた・・お兄ちゃんがいたこの学園がすごく・・懐かしい
本当は・・今もここにいられたはずなのに・・・




「ー!」
私が思い出に浸っていると後ろから誰かにのしかかられた

「わ!ガックン、ジローちゃん。びっくりしたぁー」

そこには懐かしい・・変わらぬみんなの顔

「へへっ久しぶりだったからな」
「えへへ〜会いたかったC〜」

「ふふ、久しぶり」
笑顔なみんなに私も最高の笑顔で言う

グイ

私にくっついていた2人をはがし、手を引っ張られた

「向日さん、芥川さん。princessに触らないで下さい」

「若!!  あ・・今は私、princessじゃないわ。だから、海里って呼んで?」

「あ・・。すみません」
「ふふ。謝らないで、大丈夫だから」

私が言い終えると同時に背後から耳元で囁かれる

「会いたかったで。海里」
「ひゃあああ!」
このエロボイスは・・

バッ
若が私とそいつ・・侑士の間に入る

「っハ。日吉はホンマに海里が好きやなぁ」

「っな//ち、ちが」
「ほう。ちがうんか?(ニヤニヤ)」
「〜///!!」

「ふふ、相変わらずね」

「海里さん!!お、お久しぶりです//」
「チョタ。それに、亮も樺地も」
「ウス」
「ああ。元気そうだな」
「ええ。みんなもね」

「えっと、あの、その//」
チョタが少しモジモジしながら何かを話そうとしている
すると、、
また若が私たちの間に入る

どうやら侑士から逃げてきたみたい
「なっなんだよ!日吉。俺だって海里さんと話したい・・よ」

「ありがとう。若、みんなでしゃべろう?」
「はい・・」
少し若は俯く

「ふふ、エライね。じゃぁ後でまたテニス教えてあげよっか?」

私が言うと若は滅多に見せない笑顔で私を見た

「本当ですか!?  あ・・でも・・」
「ん?」
「足・・平気ですか?」

騒いでいたみんなが静まる
「大丈夫。最近は痛みが無いの。それに・・はやく若に景吾達を下克上してもらわなくちゃね!」
「ッフ。そんな簡単にされるわけ無いだろ」
「のぞむところです」
2人はにらみ合っている

「えーと。。俺らを忘れんでほしいのだがのぅ・・」

その声にみんなが見る
「あっ!立海の幸村!!っと・・仁王!!」
亮が驚きながら言う

「確実に眼中に無かった見たじゃのぅ・・; それと幸村はすぐに出てくるのに何でさっきから俺のは思い出すのに時間がかかるんじゃ;;」

「だってお前のデータって全然ねーんだもン」
ガックンが雅治に近づきながら言う

「当たり前じゃ。そんな簡単に知られてたらいかんぜよ」

「まぁ、そうだな。・・・てかなんでここにいるんだ!?」

「私の仲間よ」
「・・・つー事は・・」
「私のことも知っているわ」

みんなが2人を見る

「・・なんか・・複雑だな」

「はい。・・海里さんに、そうゆう方が増えるのはとても良いことだし、嬉しいです。でも・・なんか・・」
チョタが眉を下げ、みんなうつむき気味だ

「なに?ヤキモチ?」
私はニヤリとみんなを見る

「なっ///馬鹿!ちげーよ!自惚れんな//!」
亮は顔を真っ赤にして言った

可愛い奴めっ!

「くそっ激ダサだぜ//!」




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あきゅろす。
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