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賭 仁王sid



今度は俺たちに囲まれたくてマネージャーが入ってきた

そいつはお目当ての奴以外のドリンクは作らないし、コート整備やボールとかの片付けを手伝わないし最悪な奴じゃった

こんな事がをするのはこいつだけじゃなくて他にも何人かいた

そして部長に言ってやめさせた

それが何回も何回も続くとさすがに苛ついてくるぜよ
だからもう女子のマネージャーはいらん

確かに今、人手不足で…
1年の仕事が増えてあんまり打て無いでいて…すごく困っている

けど、そんな一瞬のためにコロコロ変わられる方がストレスもたまるし嫌じゃ









「こいつらもダメか」

俺は生徒手帳に書いてある帰宅部…基マネージャー候補の男の名前にチェックを入れていく

「あと2人…。こいつらに託すしかなさそうじゃな」

そうつぶやきながら下駄箱に向かうと女と幸村の声が聞こえた

「「まぁね。でも今は足の靭帯やっちゃってできないんだけどね」」


今度は同情を求める奴か…
本気でウザいな

でも俺はしばらく2人の話を聞いていた



そしたら幸村がその女をマネージャーにしようとしたから俺は驚き、その話をやめさせて幸村を部活に強制送還した











次の日、
何人かでマネージャーについて話し合っていると、いきなりその女が叫びながらこっちに来た

別にお前の体重なんてどうでも良いのに…
自意識過剰も良い所じゃ









休み時間また幸村がそいつを誘っていたから止めに入った

幸村が色々と言ってきて俺はまともに言い返すことができなかった
これじゃまるでガキの我が儘じゃ

その後、俺は逃げるようにして教室を出た
詐欺師の名がすたるぜよ


放課後、打った後マネの代わりの仕事をブン太とジャッカルにおしつけて
休憩を取っていたらのどが渇いた
が、ドリンクがない…

仕方がないから俺は水道に向かうことにした

水道は女テニのコート付近のが日陰にあって、冷たいから俺はそこに行くことにした


しばらく歩いていると見覚えのあるラケットが壁に立てかけてあった

幸村のかのぅ?


俺はそのラケットに向かって足を進めた

すると1人の人物がそのラケットと近くにあったボールを持って校舎裏へ行ってしまった

あいつは…卯月?


…そうゆう事か
あいつも幸村目当てだったって事じゃな






……でも何で校舎裏なんじゃ?

俺は疑問に思い、そこをのぞいてみた


すると、
その人物は、考えに反して、壁打ちをしていた




ん?意味が分からん

何故あいつは壁打ち何かしてるんじゃ?

そう思った瞬間そいつの顔は痛みを耐えるようにゆがんで、その場に座り込んでしまった

そして
そいつは自分の足を見つめて涙を流していた



「「まぁね。でも今は靭帯やっちゃってできないんだけどね」」


一瞬あいつの言葉が頭をよぎった

そうか足が…

そいつは涙を止めずに悔しそうな顔を浮かべる

なんだか手をさしのべてやらないと壊れてしまいそうな…そんな顔



その時思った
こいつをマネにしても良いんじゃなか?
もし、仕事をやらなかったら前みたいにやめさせればいい
でも、たとえ幸村目当てだとしても、こいつは本当にテニスが好きみたいじゃし…

きっと大丈夫な気がする


最後にこいつに賭けてみてもええかもしれん




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あきゅろす。
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