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想い出

あれからみんなで私の家に向かってるわけだけど、、、

なんだか…さっきから視線が…痛いです。

だれのかって?

精市の!!!!!!







私は雅治とブン太と真田君と前を歩いてて、、後ろには精市とジャッカル君と柳君と柳生君が歩いているわけですが・・・

すごく見られてる!!
よく分からないけど黒い笑みで見られてる気がする!!!


「海里どうしたんじゃ?顔色があまり良くないぞ?」

「あっうん!大丈夫!」
ただ視線が痛いだけだから!

「本当に大丈夫かよぃ?」

「平気だってば!あ・・あの門曲がってすぐだよ」

そう言うとブン太は「まじか?!」と言って走り出した







みんなで私の家の前に立つ

「「「でけー/大きいですね/でかいな」」」

みんなは家を見上げて口々に言った

「あー。ともかく入ろう?」

「おっおう!」
ブン太のその言葉と同時に門を開ける


建物に入るため、建物までの道にある植物たちに囲まれた道を通る

みんなは「おおー」などの声をあげている

すると横を歩いているブン太が急に止まる
「どうしたの?」

「あれ・・」
ブン太が遠くを指さす

その先を見るとテニスコートが3面
「テニスコートがどうかした?」

「あ、、いや、さっき海里、『お祖母ちゃんにとって私がテニスをするのは良いことでわないの』みたいな事言ってたのにテニスコート付けてくれるんだなって思って」

「ああ、そうゆう事。ここはね元々卯月家の別荘だったから、お父さんが私のために付けてくれたのよ。お祖母ちゃんは私をここに引っ越させた時、取り壊そうとしたんだけどお祖父ちゃんがお父さんの残してくれた物を壊したくないって言うからそのままなのよ。」

「へー」
ブン太のその言葉と同時に私たちはまた歩き始める

「なんなら今度使う?部活が休みの時とかさ。ナイター設備とかもあるし」

「ホントか?!!約束だからな!」

「うん!」




そんなことを話しているうちに建物の入り口につく

「間近でみるとますます大きいな。。うらやましいぜ」

「そう?本邸とは比べ物にならないくらい小さいけどな・・。でも、大きくたって住んでるのは私1人だから、、結構寂しいものよ」

私が言い終えるとみんなが一斉にジャッカル君に殴りかかる

私が気にすると思ったのだろう

平気だけどな・・
でも、みんな気を遣ってくれてありがとう・・・






私は2階のリビングにみんなを案内する


リビングに入り、時計を見る
「あーやっぱり家遠いから時間遅くなっちゃったね。みんな平気?」

「フフ、俺は泊まるつもりできたから全然大丈夫だよ」

「なっ!?幸村君」

「えーまたー?」

「何か文句あるかい?」
精市は私に笑顔を向ける

黒いよ・・精市

でも、そんな笑顔でさえかっこいいと私は思ってしまった

やばい・・最近重傷だな

「いえいえ、メッソウモゴザイマセン」

「フフ、そうかい?ありがとう」
そう言って精市は私の頭を撫でた

くそー///この確信犯めー
私が精市のこと好きだって分かっててやってるよね。絶対!!

うー///でも嬉しいよぅ・・//

「なっ!じゃ、じゃぁお、俺は!?俺も泊まってええか?!」

ブン太がどもりながら言う

「へ?良いよ?」

「まじか!?やったぜぃ!!」

「でもお家の人大丈夫?」

「おぅ!しっかり言うから心配いらないぜぃ!」

ブン太はガッツポーズをしながら言った
そんなにこの家に泊まりたかったのかな・・?

「なら明日は休日だし、俺もええかのぅ?」

「良いよ?」

「あっならお邪魔かもしれませんが私も良いでしょうか?皆さんと一緒に話したいこともたくさんありますし・・」

「あっ!俺も!」

「ふむ。。俺も良いだろうか?」

「俺も頼んで良いか?」


「はは、良いよ。なんか昼休みもこんな感じだったよね」







その後、ご飯の話が出てブン太が率先して作るというので任せてみた

「できたぜぃ!」

そう言って出てきたのはシチューだった

私はスプーンを取って一口食べる

!!!!!!!!!!!!!!
「お、おいしい!!!!!」

「だろぃ☆?俺ってやっぱ天才的ぃ?」

ブン太が腰に手を当てて自慢げに私を見た
「うん!!!!!すっごくおいしい!!!天才だよ!!!!」

「だろぃ、だろぃ。もっとほめてくれぃ☆」
「調子にのるな!!馬鹿者が!!たるんどる!!・・・まぁ味は確かだがな。」
真田君に渇を入れられて渋々ブン太は椅子居座る

でもみんなは口々に「おいしい」と言っていてブン太はどこか誇らしげだった




「それにしても、すげーな」

「何が?」
ほとんどご飯を食べ終えた時に、ブン太が私に言ってきた

「冷蔵庫の中!大抵の食材入ってたぜぃ」
すごく羨ましそうにブン太は言っていて、つい私は笑顔になる

「生活費とか言ってお金は山ほどもらってるからね。
お金には困らないの」
私が言うと、ブン太は止まっちゃって・・
周りはブン太を冷たい目で見ている

あー、答え方に困るか・・

「嘘!なんでもない!
さ、ほらお皿は私が洗うから!」

やってしまった
とばかりに私は苦笑いをして食器を片づけた












「えーーーっと。。。みなさん。。」

「なんじゃ?」
「なんだよぃ?」
「どうかしたか?」
「どうかなさいましたか?」
「どうした?」
「どうしたの?」

食後、ソファーに座ってテレビを見ていたみんなが振り向き、私の方を見る

「精市はともかく、、パジャマとかってないよね・・?」

「あーそう言えば、、、急だったからな」

「この間、精市にかした一番多きいサイズなら一枚あるんだけど・・精市ですらきつそうだったからな・・。それに、1枚だけあっても他の人の分がないんだよね」

「そっか。ここお前だけだかんな」

「そうなのよ。どうする?」

「それは困りましたね」

「こんなに広い家じゃ。どっかにありそうだかな」

「うーーーん。。あっ!」

「どうした?」

「地下の使用人の住み込み部屋にあるかも!」

「おっまじか!?」

「多分。1人で行くのちょっとアレだから・・みんなで行かない?」

「アレってもしかしてお前さん怖いのか?」

「こ、、怖くなんて無いよ!?だだだって自分の家だよ!?こ、ここ怖いわけ無いじゃない!」

「説得力ゼロじゃよ・・」






コツンコツンと足音を鳴らしながら階段を下りていく

「なんで使用人部屋は地下なんだ?」

「んーわかんない。ここ作ったお父さんしか分からないよー」

階段を下り終わるとパチンと音を鳴らせて電気を付ける

懐かしい

よくここにお兄ちゃんと一緒に入ってみんなを・・使用人の人たちを困らせたな

“海里様、陸斗様ここに入ってこられてはいけません”

“いいでしょー。ここ、みんなの香りがして居心地が良いんだもの。ね!お兄ちゃん!”

“うん。ここはお祖母様もお祖父様もこないしみんなと一緒に入れるから”

“ありがとうございます。でもこのままでは私どもも陸斗様方も奥様や旦那様に怒られてしまいますわ。なのでお戻りになりましょう?”

“そうだね。海里、戻ろうか。みんなを困らせてはダメだよ”

“はい。でも、、、また来ても良い?”

“うふふ。今度はしっかり奥様方に許可をいただいてから来て下さいね”

“うん!!”




「海里?」
急に声を掛けられ私の身体はビクリと弾む

「あっごめん」

「大丈夫か?・・ところでどの部屋なら入っても良いのだ?」

「あっ、んーと向かって右の通路は女の人の部屋だったから、きっとメイド服とかしかないし・・左の通路の部屋を片っ端から開けていこうか」

私は左に曲がろうとする

グイ
「あだ!」

首の所を後ろから引っ張られた
だれ!?
女の子としてあるまじき声を出しちゃったじゃないの!!

振り向くとそこには精市。
さすがにこの御方には逆らえない・・てかとても黒い笑顔で怖い!!
「えーっと何?精市君」

「ねぇ、海里。メイド服ってミニ?」

・・・
なんでそんなこと気にするの!?
えっ・・もしかして精市そうゆうsy「いいから答えてくれないかな?」

スミマセン;;
だからその黒い笑みをどうにかして下さい!!!

「どうだったかな・・長いのも、あった。確か。あー、でもミニ履いてる人もいたからなー。ミニもあるんじゃないかな?」


「フフ、じゃぁこの後ゲームして負けた人がそれきるってのはどう?」

「ええ考えじゃな。賛成ぜよ」

「えーもし、ジャッカルが負けたら嫌だろぃ」

「俺でたとえるな!」

「俺もはんt「文句なんて誰もないよね?」

一気に冷たい風が私たちの周りを駆け抜ける
「「「「「「「はい」」」」」」」

「フフ、さぁまずはメイド服を探そうか」
精市は鼻歌を歌いながら右の通路へ向かう

そんなに誰かにメイド服を着せたいか!!!



その後、私たちはメイド服を探したわけだけど案外すぐに見つかった。
そこにはミニと長いのの両方があって精市は「長いのも良いな♪」とか言って両方とも持って行くことになった

そして私たちは左の通路へと向かった


「海里!!これ『執事』が着てたのかよぃ!?」
ブン太はベストの付いた3点セットのスーツを持ってきた

「あっうん。と言ってもここにあるのは全部新品で誰も着てないと思うけどね。まぁ、デザインはみんなそれだったかな」

「おおー!なぁなぁ!幸村君!これも罰ゲームにしようぜぃ?!」
ブン太は目を輝かせて精市の方へ行く

「フフ、それも海里に似合いそうだね」
・・・
「え!?私が着る前提なの!?」
「当たり前じゃないか」
「えええええ!?!?」

「ま、まぁ落ち着け海里。まだ誰が負けるか分からないし・・な!?」
ジャッカル君は私をなだめる


くそ!絶対勝ってやるんだから!!!


私たちはブン太や幸村君には少し大きかったものの、パジャマ替わりになる服を見つけ、またリビングに戻る



「さて、先にお風呂にする?それとも例のゲームにする?」
私が言ってからしばしの沈黙・・。

あれ!?私何か変なこと言った!?

「海里、『それともわ・た・し?』がぬけとるz「言わないわよ!!!!!」・・残念じゃのぅ」

なにみんなまで残念がってるのよ!!

えっ!?てゆうか、真田君と柳生君と柳君まで!?
3人は他の人とは違うと信じていたのに・・!

「フフ、じゃぁ先にお風呂入って来ようか。海里、いつものお風呂使って良いんだよね?」

「うん。みんなもそっち使って?多分全員で入ってもきつくないよね?」

「ああ。この人数入っても全員で泳げる広さだね」

「!?そんなに広いのかよぃ!?」

「うむ、楽しみだな。なぁ弦一朗」

「あぁ。」



「じゃぁ、あがったらまたここに集まろう」
そう言って私たちは別れた




「ふー気持ちいいのぅ」
「仁王君。どこかのおじさんみたいですよ」
「プリ」

「おーーー本当に泳げるぜぃ!!」
「わっちょっブン太!だからって泳ぐなよ!!」

「それにしても広いな」
「ああ。俺も初めて入った時は驚いたよ」
「そうか。精市、実のところ海里とはどうなんだ?」
「フフ、同じベットで寝る仲だよ」
「ななな///たるんどるぞ!精市//!!!!!」
「弦一朗、少し黙っていてくれ。で、細かく言うと?」
「そうだな、抱きしめて寝る。までかな。一回押し倒してみたんだけど、、、嫌われたくなかったから・・」
「フッ・・」
「なんだよ、蓮二。。その笑いは」
「いや、幸村もそんな風にしていると健全な中学生だな・・と」
「みんなだって中学生じゃないか」
「まぁ、そうだがお前がテニスをしている時はもはや違う生き物に感じる時があるんでな」
「酷い言われようだな〜」

「・・・(ブクブク)」
「わっ!ブン太!溺れんなよ!?」
「フフ、ブン太は本当に海里の事好きなんだね」

「な!ななな、なんで!分かるんだよぃ!?!?」
「・・気づいてない奴は海里くらいだぞ・・?」

「む?何の話しだ??」
「・・・1人は例外としておこう・・」
「そうじゃな・・」

「ブン太」
「なななんだよぃ?!」
「俺も譲る気は無いよ」
「「「ええ!?」」」


「フフ」
「ま、まさか幸村君も・・」
「予想通りの展開だ」
「そうじゃのぅ」

「幸村が・・恋・・?うわ・・」
「ジャッカル。『うわ』ってなんだい??」
「いいいや!ただ珍しいってか・・その初めて聞く類の話だなーと・・」

「フフ。 さぁ海里はあがるの早いし、俺はそろそろあがるよ」
そう言って幸村は湯船から立ち上がる




「ブン太・・・。本当に海里が・・好きかい?」

「お、おう/////」






「海里の・・心の傷は・・・ふかいよ・・」

「え」

幸村は風呂からパタンとドアを閉めて行った



「心の・・傷?」
「今朝の話しに・・続きでもあるんじゃろか?」
「幸村君は知ってるのかよぃ!?」
「まぁ、、そんな気がしますね。卯月さんもなんだか幸村君に対しては違いますしね」
「そうだな」


「なんだよぃ・・。幸村君ばっかり・・」


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あきゅろす。
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