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ガチャ
無言で私は部屋に入る


白石さん達は仲良くしてくれそう・・だけど、
私・・こんなんで、大丈夫かな・・?
勉強教えて貰うっていっても、なんか気まずいままやるの嫌だし・・
あ、自分が嫌って言える立場じゃないのは分かってるけど・・!

それに、私あんまり同年代の男子と話したことないんだよね・・
学校では最低限しか言葉交わさないし、兄弟いないし・・
免疫がないって言うかなんて言うか・・
あーーーーもうっ大丈夫かn「入るぜー」

・ ・プライバシーってないのかな

だるそーなその声と一緒にぞろぞろと男の人が3人入ってきた
それに、私はとりあえず振り返ってみる

メンバーは・・丸眼鏡さんと、・・・わかめ頭さんと、ちゃp「あっ、やーワンピースかよ?!」
最後の1人に目を向けたところ、その人が驚いたように声を上げた

狽ヲ!?なに!?駄目ですか!?

「まぁ、時間割みたいの伝わってへんし、しゃーないやん」
丸眼鏡さんが苦笑いをして答える

「あ、あの?」

「あぁ、俺ら体育担当やねん。だから急に変更になったさかい、連絡遅れて悪いんやけど動きやすい格好に着替えて貰ってええ?」
私が疑問符を浮かべたまま3人に目をやると、丸眼鏡さんが笑顔でそう言ってくれた

「あ、はい」
私は言って、最初に見つけた服の入っている鞄の方へ歩き出す
と、同時にバタンという音がして、人が出て行ったことが分かった

体育って・・何を教えてくれるんだろう・・?
とか、考えつつも私は急いで着替えようと・・

・・・・・・・・

・・・
「・・・・・・あの」

「ん?」

・ ・・・

「いや!『ん?』じゃないですよ!!私着替えるんですけど!!」
ベットに座ってジッと私を見ている丸眼鏡さんが私の目の前にある鏡越しに見えて、そのまま私は会話をした

《バンッ》
「忍足さんっ何してるんッスか!!」
「そうさぁ!さっさとでるやっし!!」

「なんや〜、つまらん」
ドアを蹴飛ばす勢いで先程出て行ったらしい残りの2人が入ってきて、ズルズルと丸眼鏡さんを引きずって行ってしまった


・ ・・・・さ、着替えよう














「お待たせしました」

「ん?終わったか?じゃぁいこーぜー!」
私が言うと、ニカッと笑い、わかめ君が私の前を歩き始めた

「はい」
返事をして、私は前を歩く3人の横に並び、歩き出す


「あ、俺は切原赤也!よろしくな」
先程の笑顔と同様に私に笑いかけてくれたのは、今までわかめ君と言っていた子だった

そのどこか幼い笑顔から、多分・・同い年だと思われる

「うん!よろしく!」

「わんは、甲斐裕次郎さー」

「よろしく!」
そう切原君とはまた違う笑顔で私に自己紹介をしてくれて、私も笑顔で返した

「俺は忍足侑士や。謙也とかぶるん嫌やから下の名前で呼んでな」
と、言ったのは丸眼鏡さん・・

・・・謙也さんとキャラが違いすぎる・・!

「・・ん?えっと、謙也さんとはどのような・・?」

「あぁ、従兄弟や従兄弟!」

「あー!」

・・・血のつながりあるんですね!

侑士さんへのリアクションは、『そうか!』みたいな感じになったけど、私は心でそう呟いた


「あ、ならわんも名前で呼んで!」
犬みたいに可愛い無邪気な笑顔で甲斐さんが私に目を向ける

「うん。じゃぁ・・」
と、私は言いかけて口を一度閉じる


・・・・『ゆうじろう』か・・
・・長いな・・・


「裕ちゃん!「何で!?
私がひらめいたかのように言うと、すぐさまつっこみが帰ってきた

・・やっぱ駄目かぁ

「なんで今そうなったんさ!?」

「いや、だって、、長いし「人の名前くらいまともに呼べっ」
言葉を遮られ、冗談交じりに私は怒られた

「はーい」
少し残念そうに私が返事をすると、切原君が軽く笑っていた

「まぁ、良いじゃないッスか。かわいいっすよ!甲斐さん!」

「やーは黙っとけ!」
肩に手をのせて笑いながら言われ、甲斐君は軽く切原君の頭を叩いた

「あれ?切原君、甲斐君に敬語なの?」

「あ?そりゃ、他校とはいえ年上だし・・」
そんな2人の会話を見ていると、疑問が生まれて・・
聞いてみるとそんな返答が帰ってきた


「・・・え?!《バシッ》った・・〜っ」
私が驚いたような声を上げると、甲斐君は結構な力で私を叩いてきた

「す、すいません同い年だと思ってました・・;;」
私は叩かれたことによって軽く下を向いていた顔をおずおずと上げて謝った

いや、だって・・!
・・・・っ同い年だと思った

「あー、言われへんかったら2年に見えるな」

「そう、っすねー」
軽い苦笑いを浮かべて侑士さんが言うと切原君はまじまじと甲斐さんを見て言った

「やったー(お前ら)・・!」




私が少し俯いて言うと、裕ちゃんは『うっ』て面食らったような顔をした後、ポリポリと頬を書いた

「い、嫌、別に駄目とは言って・・」海里

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