ガキ
「やーいおかまー!」
「うっわ、マジきめぇ!」
ガキ
ガキ
ガキ
なんでこんなにも『中2』という生物はガキなんだ
「おい、なんか言ってみたらどうなんだよー?」
「聞いてんのかぁ?カマー?」
僕の顔をのぞき込みながら言うそいつら
「ハァ」
僕はわざとらしくため息を吐いてそいつらの横をスッと通り、学校を出た
あぁ、僕も結構ガキかも知れない・・
と少し笑いながら
「うわぁ、また彼奴学校さぼる気だぜー」
「せっこー」
・・じゃぁ、お前ら僕と変わってくれよ
そう心で呟きながらその場を後にした
僕は学校では、『男』になってる。
本当の性別を知ってるのは教師のみ。
だけど、やっぱり体は女だから、年中無休で体育にはあまり出ずに制服の学ランを着ている
この学校に通うとき、『母さん』が僕は女じゃないと言い張ったから・・
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