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空気


「「「「くわっちーさびたん!」」」」
「ごちそうさまでした」

元気の良いその声をきき、私は笑顔になりながらお皿を片づけ始める


「海里、料理うまくなりましたね」
驚きながら、でも優しくお兄ちゃんは言って私の横に立ち、手伝ってくれる

その驚きの顔は何よぅ;;

「あー;;メニューによるなぁ;;」

今回はシチューってゆう簡単な料理だから作れたってゆうか・・;;

「フッ、料理下手はそんなに簡単に直りませんか」
お兄ちゃんは眉を片方垂らしてクスリと笑う

「そうなんだよ;;」

「ま、大丈夫ですよ。俺が作って上げますから」
優しく言ってポンポンと頭を撫でてくれて私は目を細めた

「へへ、ありがとう!でも、手伝うからね?」

「ええ。お願いしますよ」

「うん!」










「ふぁ〜」
食後、全員でリビングでくつろぎながらテレビを見ていると睡魔が襲ってきた

「あぃ?海里ちゃん眠いばぁ?」
甲斐さんが私の顔をのぞきこみながら言う

っか、顔近いですって!!//

「あ、ちょっと・・」

「海里、今日こっちについて疲れてるんですからもう寝なさい」
私の返答にお兄ちゃんは頭をなでながら言った

「ん〜、、でもぉ」
せっかくこっちに帰ってこれたんだからもっと起きてたい。。

それに、、お兄ちゃんに久々に会えたんだから・・・もっと話してたい・・よ

「良いから」

「やだ、まだ起きる」

「ハァ、海里、寝なさいって。



・・・それに・・俺らはこれから大事な話があるので・・」
お兄ちゃんは最後少し間をおいて言う

周りの空気がなんだか重い感じがした

「大事な?」

聞いても、良いのかな そうおもいつつ聞いてみる

「えぇ。だから、ほら、もう寝なさい」
そう言うお兄ちゃんはいつものお兄ちゃんで・・・

でも、、なぜか、ここに居ちゃいけない気がした

「・・うん」
その空気に、私は頷くしかなかった

「あ、階段に一番近い部屋が俺の部屋なんでそこで寝てください」

その言葉に『うん』と答えようと言いかけたとき、疑問が生まれた

・・・あれ?
「・・お兄ちゃんは?」

「あー、、ソファで寝ます」

そっか、お兄ちゃんは今日私が来ること知らなかったんだもんね。。
布団なんて、用意してあるわけないよね

「・・じゃぁ私がソファで寝る」

「ダメです」
泊ヲ答!?

「なんで?」

「風邪引いたらどうするんですか」

いやいやいやいや、
「お兄ちゃんだって一緒じゃん」

「俺は平気ですから」

平気な分けないじゃない;;
あんなにぬれて帰ってきて、さらにソファなんかで寝たらそれこそ風邪引くに決まってる
「平気じゃないもん。」

んー、、どうすれb・・

あ!
「じゃぁ、一緒に寝よ?」

「・・「はい!?
お兄ちゃんは急に大きな声を出した

秤ス!?
「?ど、どうしたの?昔はよく寝たじゃない?」
ベット、そんな狭いわけでもなかったよね・・?

「や、そうですけど・・」
私が首をかしげて聞くと、お兄ちゃんはなぜか汗をかいてあわてていた

?
「今は・・嫌?」
さっきと同じように言うとお兄ちゃんは眼鏡をクイッとあげる
焦ってるみたいだ

「永四郎が変な事考えてるばぁ」
横から4人のクックとゆう笑い声が聞こえてきて、そんな声が聞こえてきた

?なんで皆さん笑ってるんだ???

「ッうるさいですよ。 分かりました。後で行きますから寝てて下さい」
お兄ちゃんがさっきの笑顔のように、片眉を垂らして笑って私の背中を押した

「うん。 おやすみなさい」

「はい、おやすみ」

「「「「うゆくいみ〜」」」」
そう、笑って手を振ってくれる皆さんに私も手を振っりかえして二階へ向かった









***


「さて、本題にうつりましょうか」
今まで海里がいた事によって明るく保たれていたその部屋は木手の言葉で真剣な空気をまとった









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あきゅろす。
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