Limit3
この世界に戻ったら11月で、、
なんだか肌寒かった
でも、、、また、若に会えるんだな・・って思ったらなんだか温かい気分になった
同時に、寂しさも沸いたけど・・・
朝、若と目があった
今日は学校が休みだから2人とも部活で・・
だからアイコンタクトで挨拶をした
ふふ、なんだか彼カノっぽいなー 私たちv
そんな事を考えながら私は友達と更衣室まで向かった
こんな気持ちを私は、、、毎日感じてたんだなって・・・
寂しくも、しみじみ感じながら・・ ・
「ねぇ、団体戦、誰が選ばれるかなー?」
「あーなんかどきどきするよねー」
更衣室では次の試合のレギュラーの話で持ちきりだった
・・私には関係のない事・・なんだけどね
「あ、海里あのさ」
「んー?」
返事をして、たわいもない話をする
そして笑う
なんだか変な気分だった
私は
‘死んで’いるのに・・・
・・この世界の人の記憶から私が『死んだ』とゆう事実は消えた
まぁ、、約束の1ヶ月がすぎれば戻ってしまうのだけど・・・・
「わーかし♪」
私は朝練の休憩中の若に後ろからとびついた
「・・ったく。くっつくなって;;」
「良いじゃない♪ なに見てるの?」
そう言って後ろからギュッと抱き締める
そして私は若が見ている方向を見た
パァァン!
そこには、、跡部先輩がいた
「跡部先輩・・? ・・あ、そう言えば今年の部長も、やっぱ跡部先輩になったんだってね」
「あぁ」
「下克上?」
「フッ、まぁ・・な」
私はさっきの体制のまま、若の顔に自分の顔を近づけた
あぁ・・
「跡部先輩ってさー」
「ん?」
若は水筒から出てるストローを口に含みながら言う
「モテるよね」
「ぶッ」
私の言葉と同時に若はむせた
「っおまえ、いきなり訳わかんねーぞ;;?」
「いやー、部活の子がさ、話してて。そんで、今確かにかっこいいなーって思って」
「・・」
「?」
「俺は?」
「へ?」
「跡部先輩がかっこいいなら、俺は?」
若はそう言って目を私にあわせてきた
「・・・っぷ」
目があって、ときめきを感じながらも少しすねたように言う若が可愛くて、つい私は笑ってしまった
「跡部先輩は『かっこいいー』って思っただけだけど、若の場合はそうゆうのじゃなくて・・」
「そうゆうのじゃなくて?」
私は、さっきよりももっと若に顔を近づける
「だーーい好きv」
「・・・」
私が言うと若は手で顔を覆ってしまった
でも、手の隙間から見える肌は赤い
「ふふ、照れてる」
私はそう言って人差し指で若のほっぺたを突いた
「・・るさい」
その言葉と一緒に顔を上げて、若は私のジャージの襟を引っ張った
あ、、
キス・・・・
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