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音声

「っ・・ん・・お兄ちゃ・・痛」

「もう少しですから、我慢してください」




















「なんだかなー」
その声に目をやれば甲斐さんと平古場さんがほおづえを付きながら私たちを見ていた

「音声だけだとエロいよな」
そう言ってうんうんと頷く2人

「うるさいですよ2人とも。・・っと、終わりましたよ海里」
2人の会話にハァとため息をつきながらお兄ちゃんが答えた

「あ、ありがとう」
私は笑顔で返す

さっき座れって言われたのは階段から転がったときの手当をするためだったみたいで
今、その手当をしてもらったところだ


やっぱり、擦り傷にマキ●ンは痛いわけで・・;;

でも、

さっすが、お兄ちゃん。手際良いなぁ〜v


「だって、ホントの事やっしー」
私がそんな事を思っていると甲斐さんと平古場さんはまだ話を続けていた

「すり傷に手当てするくらいで変な声出す2人が悪いさー」

「そんな変な声出していないでしょう?」
お兄ちゃんは救急箱をしまう作業をしながら、ため息混じりに言った

「そうかー?」
今度は不思議そうな顔でお兄ちゃんと私を交互に見る

「シスコn「何か言いましたか?
その言葉にお兄ちゃんは笑って応えて、一瞬にして2人は目をそらした

そんな姿に思わず笑いがこぼれる

こっちに来てまだ数時間しかたってないって言うのに、今のお兄ちゃんのいろんな表情がみれてなんだか嬉しかった




「それよりさ、海里ちゃんさ「ふ〜、ジョウトウ良い湯だったばぁ〜」
話を変えるように言ってきた平古場さんの言葉とかぶって、知念さんと田仁志さんが肩にタオルをのせながらリビングへとやってきた

「先ゆーふる、ふぇーでーびるなぁ」

「それは全然いいんばぁよ!それより海里ちゃ「・・あぃ?海里、誰かに似て・・」
また、平古場さんの言葉を遮りながら言う知念さんに平古場さんは軽く拳で叩いた

「寛、てめー、さっきからなんなんばぁよ! ・・・まぁ、でも、言いたい事は一緒さぁ。海里ちゃん誰かに・・なんか・・う〜ん・・」

「誰か、、ですか?・・う〜ん・・!」

そうだ!言ってなかった!!

あ〜でも、これって秘密にしといたほうが・・

あ〜でもなぁ;;


「・・。そんな事はどうでも良いですよ。さ、甲斐君、平古場君入ってきなさいよ」
察してくれたお兄ちゃんはタオルを渡して促すように言った

「あぃ?」
その言葉に2人は疑問符を浮かべた

うまく話がすり替わったようだ

・・よかった・・

「永四郎は?」

「ん?俺ですか?俺は後で良いですよ」
2人と同じようにお兄ちゃんも疑問符を浮かべる

「馬鹿だからかじひかんばぁ?」

「だ・れに言ってるんですか?」
ピクっと眉を動かして眼鏡を光らせて2人を見ると、2人は『やっけー・・』と言って後ずさった

その姿に知念さんと田仁志さん、そして、私は苦笑いをいた

「あー;;か、かしーかしー 入るさ!」
そうお兄ちゃんと目を合わせないように言って2人でお兄ちゃんと手を引いて行く

「なっ!ちょ!離しなさいよ!2人とも!」
お兄ちゃんは少し焦りながら手をブンブンとふる

そんな音もだんだん遠くに行ってしまい、私は近くにいた知念さんと顔を合わせた

「ひーじーひーじー♪頑張れば三人くらい入れるさー♪」


「ちょっ!!」




お兄ちゃんのその声と同時にガラガラとお風呂のドアが閉まる音がした


「「ぷっ」」
そんな声を出して知念さんとクスクスと笑いあう

みんな仲良いなぁ〜 笑



すると、、
ぐfgkfkw〜


不思議な音がした




















「ふぅ〜、良い湯だったさー♪」

「やっさ」

「っなんで2人ともそんな楽しそうなんですか;;俺は疲れましたよ」

3人で全く違う顔をしながらリビングに入ってくる

そして、私たちがいる机に近づいt・・
「「あいやーーーーー!!!」」

「なんですか、大きい声出しt・・あ”」

私たちを見て固まる3人



「なんで、先に食ってるんばぁ!?!?」


平古場さんはズカズカとやってきて食卓に座った

「先頂いてるさー」
食べながら知念さんは言って、田仁志さんは無言で食べ続けている

「すいません;田仁志さんがお腹空いたって言うから・・」
さっきの不思議な音は田仁志さんのおなかの音で、振り向いたとき、空腹のあまり倒れてしまいそうになっていたため、3人には悪いと思いつつ先に頂くことにした。


それにしても、田仁志さんどれだけおなか空いてたんだろう;;
3人のお代わりの分もうないや;;;



「くぉんのデブ!!ちょっとくらいまてやっしー!!」

「はぁ、平古場君、そうゆう言い方やめなさいって」

「だって〜、、永四郎〜」

「ふふ、大丈夫ですよ。皆さんの分もまだありますから」
(お代わりはありませんが;;)
私は言ってお皿につぎ、テーブルに出す

「どうぞ召し上がれ」

「あいー、あちこーこー♪」
「「くわっちーさびら」」

平古場さんと甲斐さんは勢いよく食べ始めて、お兄ちゃんは静かに食べ始めた。

そんな姿を私はソファーから見る

おいしそうに食べてくれるなぁ♪
私、料理下手でこれくらいしか作れないから、すっごくうれしいv


「あい?海里は食わんのか?」

ギクリ・・
「あ、私、作ってたらお腹いっぱいになちゃったから」

「つまみ食いか?」

「まぁ、そんな感じです」
ふふ、と答えると平古場さんはニカッと笑い帰してくれた

なんだかねぇ・・

やめた今でも体形は気にしてるんですよ・・;;









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