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Limit1
「海里・・海里・・!」

若は『私』に触れながら涙を流す  

その目は長時間涙を流していたため、赤く腫れ、声と手は震えている


「・・・!」


こんなに近くにいるのにあなたに私の声は届かない

触れる事すら

できない



どうか気づいて
私はあなたのそばにいるの・・



「っ海里・・」



泣かないで・・?

あまりに突然の事だったけど・・

私は幸せだったよ・・

大好き



愛してる



「海里・・!!」

何度も呼ばれる自分の名に
あなたの声に

胸が締め付けられる


もし


もし...
1つだけ願いが叶うのなら
あなたにもう一度
「あいしてる」
と囁きたい

もし...
2つ願いが叶うのなら
あなたに触れたい

そして、思い出の場所をもう一度でいいからあなたとともに歩みたい



これ以外は

あなた以外は

もう必要ないし

いらない

願わない。

この願いが叶うのなら、、その後の私はどうなってもかまわない



だから、

神様

・・・どうか


この願いを叶えてください










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