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愛しい人
それから

その後は久しぶりに二人で飲み明かした。

俺は次の日定休日だったが、菖蒲は仕事があるらしく朝一で出掛けていった。

酔い潰れて寝ていた俺が起きたときには菖蒲は出た後で、手紙が置かれていた。

オートロックだから自由にして帰って大丈夫とのことだ。

勿論。俺がそんな物で帰る筈もなく、取り合えず散らかしまくった部屋を片付けた。

それと菖蒲がいつ帰ってくるかわかんねぇから飯つくって手紙を置いて、マンションを後にした。

俺の番号とアドレス。

そして、勝手ながらまた会う約束をして。











日付が変わる頃に菖蒲から届いたメールは俺の頬を緩ませた。


だってさ…


【もう遠慮はしねぇ。】


だよ?

春日。

お前のライバルは怖いな。

俺は春日を守れなかった。

春日は消えることなく俺のなかにいる。


だけど、もう一人俺の中にはずっと王様のように陣取ってどっしり居座ってる奴がいるんだ。

これが恋になるかなんてわかんねぇ。だけど、俺は菖蒲の幸せも大切だから。

だから逃げねぇで真っ正面から受け止めてやる。

俺の大切な奴が幸せになれますよーに。

fin




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