小説
俺の日常
? 「・・・目覚めよ。」
龍輔「・・・ん?」
? 「今こそ古の龍の力を復活させる時が来た。」
龍輔「ハッ!?」
龍輔「・・・・はぁー。」
龍輔「普通に起こしてくれないか?菫。」
菫 「えへへー。ごめんねお兄ちゃん。」
こいつは妹の菫。中学二年生なのに俺にべったりとまとわりつく、うっとおしい妹である。
龍輔「取りあえず俺の上から降りてく」
菫 「嫌。」
即答された。およそ-0.2秒で
龍輔「まだ喋り終わってねぇだろっ!」
菫 「何か文句でも?」
龍輔「文句しかねぇよっ!」
菫 「お母さーん!お兄ちゃんがいじめるー!」
龍輔「わー!わー!いやぁ菫は本当に可愛いなぁ。お兄ちゃんの自慢の妹だよ。」
菫 「ほんと?ねぇほんと?」
目を輝かせて聞いてくる。
龍輔「ああ、ほんとだよ。」
適当に答える。
菫 「・・・シスコン(笑)」
龍輔「・・・ピキッ。」
ゴンッ!と鈍い音が部屋に響く。
菫 「いった〜い。何も本の背表紙で叩くこと無いじゃない!」
龍輔「そんなことより、お前朝練行かなくていいのか?」
菫 「・・・やばっ!何で早く言ってくれないのよっ!遅刻しちゃうじゃないっ!
まぁいいや、もう行くね。お兄ちゃんも遅刻しちゃダメだからねっ!じゃあ行ってきます!」
とバタバタと俺の部屋を後にした。
龍輔「・・・はぁー。朝から疲れる。」
おっと、慌ただしくて紹介し忘れてたけど改めて。俺の名前は龍輔。ごくごく普通の高校二年生だ。
普通に男友達とバカやって毎日過ごしている。
ちなみに彼女はいないぞ。
龍輔「さて・・・。」
そろそろ俺も行くかな。
つづく
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