じじ孫娘っ! じじ孫娘っ3 次の日の朝、現在の時刻8時10分。 「うぁぁぁあん(@_@);;遅刻しちゃうよ!!!」 「綱吉、弁当忘れてるぞっ!」「Σ(」゜□゜)」おじいちゃん、サンキュ!行ってきまぁぁーす」 ガチャンッ!と玄関が勢いよく閉まるのを確認してジョットは(やれやれ…)と思った。 (全く、俺ってなんで進歩ないんだろうぅぅ〜) 今日は、タイミング悪く骸は委員会で早く、炎真君はアーデル会長に連れていかれ、クロームは病院に行ってからという事で綱吉一人、遅刻寸前状態である。 (よし!何とかギリギリ間に合う) スカートが乱れてるのが、気になるが、自分の事など誰も見てないはずと思い、駆けていく。(後はあの角を曲がって、正門までダッシュすれば何とかっ!!!) 角を曲がって、ダッシュしようとした時、茶色の何かが自分の足元を横切った。 つい、目を向けるとそれは小猫で…後ろからは黒い車が… 「っ危ないっ!!!!」 気がつくと、車道に飛び出て小猫を抱えて滑り込む様に、反対側の歩道に突っ込んでいた。 車も小猫の後に、人が飛びだしてくるとは、思わなかっただろう。 キキキキッ―――――――――――――――――ッツ!!!!!! つんざく様な、ブレーキ音を出し、車は止まった。 [戻る] |