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じじ孫娘っ!
じじ孫娘っ2
今日は、余裕で学校の門をくぐると、
「ツナちゃん、おはよう(^-^*)/」
「おはよう、ツナ。珍しいじゃん、あんたが遅刻しないなんて。あと炎真もだし」
「綱吉さんっ!おはようっす!!!今日も、天使みたいに可愛いっすね!」
同じクラスの、京子ちゃん、花、獄寺君に声をかけられた。

「おはよう、京子ちゃん(^o^)遅刻は、余計だよ!花ったら、獄寺君には俺はどう写ってるの;;;;」
「おはよう、皆」

五人になって、教室に入っていった。


並盛高校に入学してからもぅ、半年が立っていた。骸とクロームの主治医であるリボーン先生のスパルタ勉強で、何とか受験に合格し、仲の良い友達も数人、出来何となく楽しい高校生活を送っている。

授業も6時間目になった頃…
(窓際って、眠くなるよなぁ……あの夢見たし…)
とっても、怖くて泣いた記憶はあるのに、肝心の助けてくれた人が思い出せない。
(……ちゃんとお礼、言いたいよなぁ…抱っこ…して、くれたっけ)
瞼が重くなってきた…ヤバいな……………………。

「こら、沢田。眠くなる気持ちは分かるけど、もうちょっと起きててくれなー?」
「ΣΣふぁ、ふぁいっ!すみませんでした。山本先生////」

担任の山本武先生。

爽やかで男女共に、人気者だ。野球が大好きで、プロ並の腕前だし。しかも、剣道の有段者でもある。
「まっ、今回は大目に見るけどな」
「あ、ありがとうございます;;;」
(恥ずかしいなぁ)

「先生に、注意されちゃったね。」
「まっ、山本だから、ある意味よかったじゃん」
「京子ちゃん…花…。皆に注目されちゃったよ;;;;;」

6限も終わり、クラスメイト達が部活や帰り支度をする中、綱吉は凹んでいた。
「ツナちゃん、気落ちしないで。一緒にナミモリーヌにケーキ食べに行かない?」
「特別に、奢ってやるよ〜?」
「本当!……あっ、ごめん。今日は用事あったんだ(;_;)」
「何の用?」

「クロームが具合悪いから、先生にプリント渡されて、あと今日、母さん出かけて遅くなるから、夕食作らなきゃいけないんだったんだ。」
材料を買いに、スーパーにも行かねばならない。

「そっか…残念。今度行こうね!」
「しょうがないね」
「本当に、ごめんね(>_<)じゃあね。さよなら」
鞄を持って、生徒玄関にかけていると、

「綱吉君!」
と声をかけられた。
「骸?どうしたの、生徒会は?」
年齢が一つ上の、骸は生徒会で副会長をやっていて、何かと忙しい。
「今日は、朝集まりましたから、一緒に帰りましょう。」
「そっか、あっ!クロームに渡されたプリントあるから今渡すね。あと、スーパー寄るけど」
ガサガサとバック内に手を入れ、ファイルに入ったプリントを骸に渡した。
「ありがとうございます。私もちょうど、スーパーに寄ろうと思ってたんで大丈夫ですよ」
「クローム、大丈夫?スペードさんは平気って言ってたけど…」
「軽い、夏風邪ですから熱は下がりましたし……大丈夫ですよ」
ニッコリと骸は笑った。
(あっ、嘘の笑顔じゃないや…)
なら、安心。

骸は、幼なじみの自分が言うのも何だが、性格がけっこう腹黒い。自分にとってどうでもよい人間には、平気で嘘も付くし
騙したりもする。
「良かった、じゃあ明日には学校来れる?」
「えぇ。まぁ、勉強はそんなにおくれないでしょう。私も見てますし…」
「……生徒会、大変なんじゃないか?無理してない、骸?」
骸は青い瞳をチラリと、向けると、綱吉の頭を軽く撫でた。
「平気ですよ。生徒会にいた方が、何かと便利ですからねぇ」
「あくどいな、お前;;;」「私なんか、まだ緩いですよ。そう言えば、綱吉君知ってます?伝説の番長の話」
「何それ?」
今時、番長なんてもんがいるのか?
「並高と並中に、何代か前に、悪魔の様な人物がいて学校を取り仕切っていたんですって」
「へぇぇ…」
「男女関係なく、風紀を乱すと容赦なく制裁を加えたらしいですよ。」
「番長なのに?番長自体が不良じゃん……;;;」
「まぁ、変ですよね。でも風紀にうるさかったみたいで、制服なんかこんな風には出来なかったみたいです。」
「お前は、スカート短すぎ;;;;」
「綱吉君もリボンどうしたんですか?」
「忘れた」
「だから、うちの高校あんまり不良みたいなのいないんですよ。まぁ、アーデル会長が頑張ってますしね。」
「なるほどね。そんな人いたんだぁ〜」
(良かった、一緒の学年じゃなくて………)

並盛スーパーにつき、二人はそのあとも喋りながら、食材をカゴに入れていく。

「今日は、ハンバーグですか?」
「そう!簡単だし、おじいちゃん好きだから(^o^)骸は?」
「ロールキャベツにしようかと、クロームも食べやすいでしょうから」
「お腹に優しいもんね」

買い物も済み、二人は家路へと向かった。


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