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じじ孫娘っ!
じじ孫娘っ18



何、このシュールな図………。


今、リビングではおじいちゃん、雲雀さん、俺、そして母さんの4人で夕食を囲む所です。

母さんは、張り切っていつもより沢山いろんな料理を作ったらしく、テーブルに乗り切らないぐらいだった。


(本当は夕食の手伝いを、するつもりだったんだけど、なんか二人の空気がヤバそうだったから仕方なく残ったんだよね…)

夕食が開始しても、おじいちゃんは滅多に見ない不機嫌顔で、ずっと雲雀さんを睨んでいるし、雲雀さんは雲雀さんでそんなおじいちゃんを完全無視。
そして、次々に母さんの料理を食べていくので、大量だった料理は全て空になっていく。



(雲雀さんって………見た目に寄らず大食漢?)



そういえば、雲雀さんがちゃんと食べてる姿見るのって、始めてかも知れない。
最初にお弁当のハンバーグを、一口食べた姿を見ただけだ。
後は自分が、彼を怖がって作るだけ作って帰っていたからだ。

雲雀さんは表情を変えずに、黙々と食事をしているけど、姿勢も綺麗だし、箸の持ち方も完璧だ。


そんな雲雀さんを見ても母さんは、「喜んで貰えてるみたいで、嬉しいわぁ〜」とニコニコしながら、食べ終わったお皿を片付けていく。


そんな夕食が終わり、結局雲雀さんは全体の半分ほどの量を食べ、満足したのか帰り支度を始めた。


「美味しかったよ。綱吉はあの人から、料理を教わったの?」
「えっ?はい、母さんからです」
「お前!綱吉の名前を呼びすてにするなと…」
「おじいちゃんっ!それはいいから」

また、喧嘩はやめてもらいたい。母さんは洗い物に、行っちゃったし〜;;;;

「"お前"呼ばわりする奴の言う事なんて、聞かないけど?」
「……………っ雲雀恭弥…と言ったか?あの"雲雀家"の長男か?」


おじいちゃんは渋々と言った感じで、名前を口にした。

「…そうだけど、貴方こそ何者?」
「わしは、ただの孫大好きな老人じゃ」

「「……………」」

二人共、お互い睨みあったまましばし時がたつ。


(…息苦しい…なぁ……;;)

その時、携帯の着信音が鳴り、雲雀さんが電話に出た事により睨み合いは終わった。


「哲?…分かった帰るよ。夕食はいらない」


電話を切った後、雲雀さんは立ち上がり


「じゃあ、帰るよ。君の母親によろしく言っておいて。それと"貸し"忘れないでね」

(忘れてましたぁー!!!!)

「さっさと帰れ!そして二度と来るな!」

おじいちゃんは、今にも塩を持ってきそうな感じだったけど、何とか留め、俺は一応玄関の外まで見送った。



「今日は本当に……ありがとうございました」
「あんなバカに二度と、捕まらない様にね。綱吉は危機感なさそうだから」
「……分かってます。それと、祖父がご迷惑かけてすみませんでした」
「久々にあんな、糞爺に会ったよ」
(う〜ん、相性悪いみたいだな…;;)
アハハと軽く、笑って流しておく。

「綱吉、明後日の土曜のお昼に来なね」


そう言って、雲雀さんは俺の頭をぽふぽふしてきた。

「っ………急に何するんですかっ!!」

「何か、わたがしみたいだと思って、思った通り柔らかいね」(この爆発頭気にしてるのにぃ〜)

本当は、骸みたいなストレートが良かった。

「何、真っ赤になってるの?」「なってませんっ!もう、雲雀さん帰るんですよね!」
「帰るよ。おやすみ、綱吉寝坊しない様にね」

…いつ雲雀さんに、寝ぼすけだとバレたんだろうか…。


雲雀さんは夜道に溶ける様に、帰っていった。

俺は、雲雀さんが帰って緊張がとけたはずなのに、顔はなんだか熱くて早く涼しくなればいいのにと、よく分からない事を考えていた。





お待たせ致しました!…………しかし、普通にご飯食べただけでしたねぇーまぁ、食卓でバトルはいけません。
(投げられた豆だいふくも、ちゃんと雲雀さんは食べました)はてさて、糖分が今後増加するのかしないのか!まぁ、徐々にという事で。


息抜きで書いている「迷夢の心」も更新致しました。

あと更新履歴の方に、画像も貼ってあります。一応雲雀さんです(^o^)私にしては、マシに描けた方だと。ではまた〜

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