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じじ孫娘っ!
じじ孫娘っ12
綱吉は、冷蔵庫の中身に驚いた。肉も魚も野菜まで、豊富に入っており、しかもどれも高級そうな食材だ。


「うわぁ…なんか凄い…逆に緊張するんだけど;;」


ハンバーグに必要な食材を取り出しながら、綱吉はそうつぶやいた。


(さて…ハンバーグ以外は何作ろう?ご飯とみそ汁…スープのほうがいいかな。サラダも作ろう!)

メニューを決めた綱吉は、手早く作っていった。
なんだかんだで一時間ぐらい、たっていただろうか。

「…よしっ!完成!12時になる前に出来て良かったぁ〜そうだ!草壁さんに連絡しなきゃ」


受話器を取ると、自動的にかかる仕組みらしく、すぐに出てくれた。

「…草壁さん、何とか完成したんで…はい、お願いします」


数分後。


「失礼します。お疲れ様です、沢田さん」
「草壁さん、お昼に間に合って良かったです。…あの、雲雀さんって帰ってきてるんですか?」

「いえ、まだですが。今日は帰って来られると思いますよ。……これ、凄いですね」
「えっ?…そ、そんな大した物じゃないんですが。雲雀さんの口に合うか分からないですし、ご飯は、雲雀さんが帰ってきてからよそってもらった方が良いと思ったので、まだしてないんですけど」

台所の簡易テーブルには、綺麗に盛り付けられたハンバーグ、しかもおろしポン酢である。グリーンサラダに冷たいスープ。そして…これは。

「これって…寒天ですか?」

「はいっ、あの、今日も暑いですし、食が進まないかな?って勝手に思っちゃって、ハンバーグもおろしポン酢の方が今日はいいかな?とか思って作りました…デザートはほんと冷やして固めただけのミルク寒天です…」

説明してる内に、なんだか顔が熱くなってきた…;;;

「色々、気にかけてくれたみたいで、雲雀も喜びますよ。本当に料理上手ですね」

「…全然大した事してません。一人分って作るの難しくて…変に余ってしまったので…良かったら草壁さんも食べて下さい」

雲雀の膳の隣に、別の器でワンプレートの様に、盛られていた。

「…私の分までありがとうございます。沢田さん」
「いえ、…あの、俺はこれで…」
「えっ?帰られますか、雲雀が来るまで待ってもらって大丈夫ですよ」
「いや、お仕事の邪魔しちゃ悪いですし、自分も勉強しないとなんで…」
(こんな緊張する場所で、もっと緊張する人を待っていたくない!それに…口に合わなかったら……絶対何か言われそうだしっ!)


「そうですか、学生さんも大変ですね。雲雀には良く言っておきますので」


何となく、草壁さんを騙している様で申し訳ないが自分の心臓の為には、早く帰りたかった。玄関まで、草壁さんが送ってくれて

「沢田さん、今日はありがとうございました。また、連絡をさせて頂きますね」
「あっ、はいっ。分かりました」
(連絡…くれなくても良いんだけどね。)


外は相変わらず、焼ける様な暑さだったが、冷や汗をかく雲雀家よりマシだと綱吉は思った。





ずっと、放置ですみませんでした。更新したものの、この駄文…しかも雲雀さんが出てない始末で申し訳ないです(-o-;)
では、また!

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あきゅろす。
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