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じじ孫娘っ!
じじ孫娘っ7
レントゲン撮影をしたあと、少しして、診察を受けた。

入江先生は、リボーンと違って優しそうな先生だった。

「骨折はしてないみたいですね。軽い捻挫の様だから、手術はしません。少し熱を持っているので、湿布を貼って、テーピングをします」

「はい、ありがとうございます」

処置を看護師さんに、してもらって、

「また、一週間後に来て下さい沢田さん。お大事に」
「お世話になりました、失礼します。入江先生」
「いいえ、リボーン先生の頼みでしたし…あの人貴女に何か悪さしてないですか?」
「へっ?…いや、大丈夫です」「そうですか…ならいいんです」

入江先生は、眼鏡の位置を直しながら、ちょっと頼りない微笑みを浮かべていた。

診察室を後にすると、リボーンが待っていた。

「綺麗にテーピングされてんな。痛くないか?」
「うん、さっきよりは全然…ねぇリボーン。入江先生に、お前何かしてる?」
「はぁ?………あいつって、弄りたくなるよな♪」
(絶対、イジメてるよ!この人)

綱吉は、入江先生に深く同情するしかなかった…


「おい、ツナ。こっちの処置室来やがれ。あっちこち小さな傷があるから、俺様が見てやるぞ。」
「Σえっ、い、いいよ!」
「雲雀に頼まれたからな、休憩がてら診てやるよ」
「仕事しろよっ!」

そうやって、俺は小児科の処置室でリボーンに、傷を消毒されたり、絆創膏や包帯を巻いて貰った。


「女子なんだから、気をつけろ!ジョットが泣くぞ」
「勝手に、体が動いたんだからしょうがないだろ!…あっ、リボーン。聞きたい事あるんだけど」
「何だ、俺様のケー番か?」
「心底、要らない。雲雀さんと草壁さんって何者?」
「お前、何気に酷いな…って知らないのか?草壁はともかく、並盛住んでて、雲雀を知らないなんて、平和なやつだな」
「……やっぱり、ヤクザさん?」
「フッ…ヤクザよりタチ悪いぞ。雲雀家って言えば、先祖代々並盛の土地を守ってきた、有力者だ。あいつは本家の長男坊だぞ。今は、主に海外に行って貿易関係の、仕事をしているが昔は、並盛の不良の頂点に立っていた伝説の番長という…………ツナ、顔が真っ青だが大丈夫か?」

「……俺、殺されちゃう;;;;」「大丈夫だろう。あいつも大人になって丸くなったぞ」
(丸くないよ!鋭利な刃物だよ!………あれっ?番長ってまさか………)
「ねぇ、もしかして番長だけど風紀委員長だった?」
「そうだぞ、知ってるじゃねぇか」
(Σやっぱりーっ!!)
「………昨日さ…骸がそんな話してた…;;;」
「ほぅー俺については?」
「全然」
「………つれないな。まぁ、そんな所も可愛いが…治療終わったぞ」

改めて見ると、けっこう傷があったらしく、見た目的に大事になってしまった。


「ちょっと、大袈裟じゃない?」
「いつもより、多めに巻いてみたぞ♪」
「ふざけんなっ!おじいちゃんや母さんが心配するじゃんか」「まぁまぁーさぁ、出ろ」

無理矢理、処置室を出され、受付のロビーに向かった。

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