novel
1
街がなんだか騒がしい
実際にうるさいとかそういうものではなく、どこかそわそわしている。それは千聡が通う大学も同じである
結論から言えばバレンタインデーが目と鼻の先であるためだ。おかげでガールズトークがいたるところでされている
試験も終了し、結果が出るまで本来は春休みのような状態である
しかし選択した授業の課題の提出方法がなんとも珍しい手渡しであったため、千聡は今日登校してきた
そして冒頭に戻る。サークルのためか勉強のためか、閑散としていると思った校内は意外と賑やかだ
「バレンタインか……」
ぽつりとつぶやきつつ千聡は課題提出へと向かった
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