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novel
2


「マスター、今日はなんか予定あるんですか?」


一緒に食事をしながらカイトが尋ねてきた
本日は土曜日
大学の授業はない


「いや、特にはないよ」
「じゃあ、買い物行きましょう!」


まぁいいけど…と言おうとしたが、千聡はあることに気付いた
カイトの今の服装である
白と青基調の派手なコートに室内なのに常時着用の青いマフラー
このままでは仮装パーティーor不審者だ

そのことに気付いたのか、カイトは説明をはじめる


「あ…ぇと、ちゃんと着替えるんで大丈夫です。会社の方から支給されてますから」
「なら、いいよ。で?」
「はい?」
「いや、何買いたいのかなって」
「あ…」


カイトの視線は少し宙をさまよい、そして焦点を千聡に戻す


「考えてませんでした」


…これからバカイトと呼ぼう
心の中で千聡はつぶやいた



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あきゅろす。
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