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宝珠遊戯



…………;


5日はこのやり取り続いてンだよ。


あー…もー…



つくづく携帯のねぇ世界が憎い。

いや、今更なんだけど。



「わぁったよ!やりゃいーんだろやりゃぁっ!」


この場合拗ねるくらいしたってイイと思うぞ正直。



―――



空には明るい3つ月――


細々した書類を脇に退けて俺は机から離れる。


カインも大分前に休んで貰った。
俺に張り付かれたって進み具合は変わらねーっつの。


「あー……疲れた…マジで無理だってあれ…」


寝室に続くドアを開けてベッドに倒れ込む。




疲れっつもそれは精神的なモンであって、体力なんてのはカケラも使ってないから、実際寝付きも微妙に悪い。




――…考え疲れてて、正直何も考えたくないんだけど。



カーディナルなんて大層なモンにホントになっちまった事も。



俺の弟が、闇族なんて…住む世界の違う人間になっちまった事も。



忘れやしないけど……忙しさで薄れてく地球の事も。



何より――…ディーザサルワから帰って来てから行方不明っつか安否不明の、ゼンの事も。





ぐるぐる頭の中を回ってて、消えない。


体力使って無い分、躯が疲れないから気力使い果たしてパンクしそうな頭が無理に動いてんだろーなぁ……



あ。




動かしゃいーんじゃん!



「こんな時間ならちょっとくらい訓練場使ってもバレねぇよな」


ベッドから飛び起きた俺はそっと部屋を抜け出して訓練所に向かう。





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あきゅろす。
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