ど ら ご ん
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ひぎゃぁあああ、うっ うううあぁぁ…ん
バサッ
枯れ木ばかりの岩山、あちこち擦りむいて、足まで捻って
身動きも取れずこのまま飢え死にすると思ってた
部活終わりの黄昏色した校舎の廊下をツッタカターと家路に急ぎながら、忘れ物をして 部室にUターン
部室代わりの空教室をスターンと勢いよく開けよく確認もせず踏み出した時だった。
ここに転がり落ちたのは
けだもの、怪獣じみた泣き声をあげながら、泣きじゃくる
子供にかえったみたいに、延々と泣いた後、くたびれて横になった。
夕暮れは、だんだんと夜が迫りすみれ色
ひんやりと、けれどザラザラとした地べたはちくちく痛かったけど火照った頬には心地よかった。
気温がじわじわと下がっていく
知らない場所に知らない空気
眠りに落ちる直前に、あり得ないものが 側に寄ってくるのを見ながら
なんとなく事態を理解した
眠りに落ちた私に、翼を持った竜は鼻を寄せ、スンスンと鳴らしていた
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