[通常モード] [URL送信]

それは貴方への思い
当日は大騒動 B

『……ふっ……』

 少しの間、二人の間に沈黙が落ちたが、それを払拭したのはどちらか――あるいは二人がもらした笑みだった。

「いるか?」

「いらん」

「なら、置いていく」

「放置も困る」

「……なら、処分するか?」

 輝一は悪戯な笑みを見せた。

「……そうする他あるまい……」

 当主は輝一の意図を汲み、大きなため息を漏らしながら、そう言った。

 とくとくとく……


[*前へ][次へ#]

3/5ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!