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それは貴方への思い
主の希望 @
 重い口を開いたのは薊(あざみ)だった。

「……今年はどうしましょう……」

 さらに重い調子で答えたのは天丹(あまに)である。

「……言うな……」

 二人は重い心境で、薊は洗濯カゴ、天丹は食材を持って歩いていた。

「?」

 その様子を見ていたハルは天丹と同じように食材を持ちながら、不思議そうに二人を見ていた。

 ひゅんッ!

 突然、空を切り、何かが飛んで来た。

 タンッ!


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