[携帯モード] [URL送信]

カーネーションの花言葉
お節介です A
「蟻を見るのに望遠鏡を使うなんて、ナンセンスだと思いますがね」

「どういうコトよ!」

「それはご自分で見つけてください」

 フィリアは奇妙な点に気付いた。

「……珍しいですね、アナタが花を持っているなんて……」

 そう、ゼロスの手にはラッピングされた赤い花があった。

「僕にも大事な人がいますので、今日はこれであしからず」

「コラ、待ちなさい!」

「ああ、そうそう。フィリアさん。蟻を見つけるなら、まず巣へ行くことをオススメします」

 ゼロスは謎の言葉を残し、空間移動で姿を消した。


[*前へ]

2/2ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!