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決裂の末 -psychology and truth- 本編
それだけの話

「…ねえ、叔父さん。私、船漕ぎ以外の仕事、見付けたよ」
「え?」
「あのね、ベリタスに行くの」
「ベリタス…?」
「そう。私、べリタスで働く」
「あ、危なくないのか…?」
「大丈夫…だと思う。周りのロボットたちも、皆良さそうな感じだったよ」
「そうか…良いんじゃないか?」
「あれ?…もっと反対すると思ってた」
「そりゃあ、不安もあるよ。だけれど、レヨがそんなに就職を推すなら…俺は別に」
「…ありがとう」
「…俺が1番怖いのは、そこに行ってレヨが傷付くこと」
「傷付く?どうして」
「あ、いやその…人間とロボットは今そんなに仲良くないからな。レヨが知り合ったロボットたちは優しいロボットたちだったんだろう」
「…?うん」
「…何の仕事だ?」
「うーん、考え中。中学卒業したら真面目に考える」
「そうか。…まだ期間はあるし、高校に心変わりしたら絶対言えよ」
「うん。…ありがとう」


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