sketch もしお前が俺を嫌いになっても 真っ暗の部屋、独り暮らしならではの静けさ、 聞こえてくるのは時計の秒針が動く音だけ… (あぁ…どうしよう…) ベッドの中でうずくまり、落ち込んでいる一人の男、 (あんなささいなことで喧嘩しちまうなんて…) 今日あったことを思い出しながら心底後悔している、 アーサー・カークランドは泣きながらただ「あいつと仲直りしたい」と願ってた 色々考えた末、自分から謝ろうと思い、携帯に手を伸ばす、 {俺が悪かった、直接会いたいから、お前の家にいまから行くな} あいつ宛にメールをした、彼の恋人、アルフレッド・F・ジョーンズは{俺のほうこそごめん、うん、わかった}とだけ送ってきた、 家へ向かう時もずっと「謝る」の文字だけを考えた そんな決意も神には届かず、アーサー・カークランドは愛する人の元へ向かう途中に…… 事故にあった アーサーは信号を渡っている時に信号無視した車に跳ねられ、大怪我を負った、意識が途切れるなか、 (あと……少し……だった…のに…) アーサーはアルフレッドの住むアメリカについていた、 けれど……一つのルール違反のせいで二人の運命もアーサーの人生も、夢も、すべて 消えた next君がいなくてもやっぱり… [*前へ] |