小さな恋のうた
A
◆相川Side◆
マチの教室に行ってもマチがいない。
なんで勝手にマチはいなくなるんだろっ!?
マチのケータイに電話をかけたら済む話なんだろうけど。
でも、前にマチが一方的に電話を切った事がある。
長束(先生)の部屋に泊まろうとした時だ。
アレは物凄く嫌でショックだった。
そこで俺は考えた。
いつでもどこでもマチの居場所が把握できたらどんなにいいだろう!って。
そんなわけでこの前、マチにケータイのストラップをプレゼントした。
俺とおそろいのシンプルなストラップ!
飾りの部分にはマチがどこにいるか分かるよう特別なチップを中に入れ込んでもらった♪(父親の友達の機械オタクに)
だから今ではどこにマチがいるのかすぐ分かっちゃう♪
早速どこにいるのか俺のケータイでチェックしよう♪
待っててね、マチ☆
すぐに会いに行くよ♪♪
◇ ◇ ◇
「あ…嫌………!!」
僕は抵抗していた。
けれど。
「この野郎…!!少しは大人しくしろっ」
「痛っ…!」
頬を叩かれお腹を殴られ…僕は怖くなった。
「相川…!!相川っ!!」
助けて相川…っ!
怖いよ相川…っ!
先輩は僕のズボンを脱がそうとベルトに手をかける。
もしかして、僕…
犯される…!!?
嫌だ、嫌だ…!!
そんなの嫌だ…!!
「助けてっ相川…っ!相川ーっ!!」
僕は相川に助けを求めた。相川に言わずに来たから無理な話だけど。
「黙れこの野郎っ」
「う……っ!!」
僕は殴られ気絶してしまった…。
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