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小さな恋のうた
A
◆マチルSide◆


僕……今、
何て言った……?


アイツの名前を…?



アイツに助けを…?



もうアイツは
僕の事なんかちっとも
気にかけていないのに!?



僕は自分の言動が信じられなかった。


「マチ…」
「えっ?」

相川は僕の上から退くと「おやすみ」と言って自分のベッドへと帰って行った。



◆相川Side◆


今日はマチと
セックスしないっ!
絶対しないっ!!

俺はそう決めてベッドの上で横になるとタオルケットを頭まで被った。



本当はマチと
すごくセックスがしたい。ものすごくしたい。


でも…でも…

俺にだって意地はある。


とりあえずオレが好きとかとりあえず50の代わりとかじゃなくて…

50よりも俺がいい、俺じゃなきゃ嫌っ!ってマチに思ってもらいたい。

俺がマチを想うように…。

だからさっきの俺の行動はフライングだし、マチを怖がらせたのも悪かったと思う。

まずはマチの心からアイツが消えてから。そして俺にメロメロになってから。

それからマチとセックスライフだっ!!


そう決意して勃起した自分自身を手を使わずに精神統一で治めようとしていたら「……ねぇ…相川?」と近くでマチの声がした。

いつの間にか俺のベッドの近寄って来てたみたい。
何だろう?
何の用事だろう?

「怒った…?」

……怒る?俺が?
何で?
ショックは受けたけど…。
「相川…ごめんね?さっきの事…。相川の事が嫌だったんじゃないよ、本当だよ」

マチは俺を拒んだ事で俺が怒っていると勘違いしてるみたい。

違うのに。

でも俺はマチに背を向けたまま寝たふりをする。
次にマチと向き合ってマチの顔がエロかったら、もう無理…!
我慢できないって…!

「突然で…びっくりしただけだから…。だから…しようか?続き」

え?



…え??



(゜ロ゜;


っえぇぇぇーッッ!?



.

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