うさぎとらいおん 4 「俺、嬉しいです!俺、どうしよう…服とか、何着ていこう…待ち合わせとか、どうしよう…なんか緊張してきた…」 「お前、意外と乙女チックね…」 「あ、あの、俺、恵さんの事誤解してました!怖くて、イッチャッテて、柄が悪くて、ヤクザで…ほんと、俺、見直しました!」 「うわぁ〜、俺ってば凄い言われよう…ま、ヤクザは否定できネェけど…」 「す、すいませんっ…」 「あーもういいから、適当に当日の朝、俺が澤田に連絡入れるから…後はお前、上手くやれよ?」 「え、あ、俺、頑張りますっ!」 「あー、はいはい、俺、関係ネェから、偶然風邪ひいちゃうだけだから…んじゃま、お疲れ、お前、もう教室戻っていいよ」 「あ、はい!俺、失礼ますっ」 颯爽と美術質を後にする保、美術室に残った恵みはため息をつく 「たく、世話の焼けるケンタ君ですね〜っと…」 [*前へ] [戻る] |