うさぎとらいおん 6 春ちゃんのことを雪ちゃんに伝えたくて、今日は部活をサボって直に帰ることにした 家に着くと、雪ちゃんは既に帰りついていて、洗濯物をたたんどった 「雪ちゃんただいまー」 「クミちゃんおかえりぃー」 「お弁当、めっちゃ美味しかったでー!なんや最近料理うまなってない?」 「良かった!料理はうん、いま猛練習中なのっ」 可愛すぎる!絶対、春ちゃんのためや! うらやましすぎるわ!春ちゃん!! よっしゃ、お兄ちゃんがひとはだ脱いだるかっ! 「今日な〜ごっつい厳つい兄ちゃんが、ウサギさん柄の絆創膏はっててん」 「ふ、ふ〜ん…そうなの…」 あ、明らかに聞き耳立ててるっ! 雪ちゃん、この続きが聞きたくてしかたないって顔してる! あ〜ん意地悪したくなってきちゃった、だって俺、悪魔だもんっ!テヘッ 「あ、ごめん、雪ちゃんにこんな話しても、おもろくないよね…忘れたって」 「え!?い、いや、そのお友達の話、僕、聞きたいなぁ〜、なんて…」 「そう?そんな、おもろくないで?」 「ううん、聞きたいっ!」 やばいっ必死な雪ちゃんも、メッチャ可愛い!! 「そんでな、その厳つい兄ちゃんがなー、お弁当美味しかったって、言ってたでー」 「え!?あ!そうなのっ…ふーん…」 「ライオンさんのオムライス食べたんやてー」 「……へ、へぇー……」 なんや、雪ちゃんの周りに、ピンクの花が飛び交っているようやわ… 「そいでな、その弁当作ってくれたていう子が、メッチャ可愛いんやって、惚気てたで〜」 「……っっ!!」 あ!雪ちゃん顔真っ赤!!茹蛸見たいや… 可愛いなぁ… ……くっそ、雪ちゃんにこんな顔させるなんて〜〜っ 春ちゃんめ!絶対俺の、シモベにしちゃるっっ!! [*前へ] [戻る] |