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うさぎとらいおん

春ちゃんのことを雪ちゃんに伝えたくて、今日は部活をサボって直に帰ることにした

家に着くと、雪ちゃんは既に帰りついていて、洗濯物をたたんどった


「雪ちゃんただいまー」

「クミちゃんおかえりぃー」

「お弁当、めっちゃ美味しかったでー!なんや最近料理うまなってない?」

「良かった!料理はうん、いま猛練習中なのっ」

可愛すぎる!絶対、春ちゃんのためや!

うらやましすぎるわ!春ちゃん!!

よっしゃ、お兄ちゃんがひとはだ脱いだるかっ!


「今日な〜ごっつい厳つい兄ちゃんが、ウサギさん柄の絆創膏はっててん」

「ふ、ふ〜ん…そうなの…」

あ、明らかに聞き耳立ててるっ!

雪ちゃん、この続きが聞きたくてしかたないって顔してる!

あ〜ん意地悪したくなってきちゃった、だって俺、悪魔だもんっ!テヘッ


「あ、ごめん、雪ちゃんにこんな話しても、おもろくないよね…忘れたって」

「え!?い、いや、そのお友達の話、僕、聞きたいなぁ〜、なんて…」

「そう?そんな、おもろくないで?」

「ううん、聞きたいっ!」

やばいっ必死な雪ちゃんも、メッチャ可愛い!!


「そんでな、その厳つい兄ちゃんがなー、お弁当美味しかったって、言ってたでー」

「え!?あ!そうなのっ…ふーん…」

「ライオンさんのオムライス食べたんやてー」

「……へ、へぇー……」

なんや、雪ちゃんの周りに、ピンクの花が飛び交っているようやわ…


「そいでな、その弁当作ってくれたていう子が、メッチャ可愛いんやって、惚気てたで〜」

「……っっ!!」

あ!雪ちゃん顔真っ赤!!茹蛸見たいや…

可愛いなぁ…


……くっそ、雪ちゃんにこんな顔させるなんて〜〜っ

春ちゃんめ!絶対俺の、シモベにしちゃるっっ!!

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