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うさぎとらいおん

ある日、学校の中、クマさんに出会いました

「んーと、こまったなぁ…」

本当に困った、家の鍵をうっかりどこかで落っことしたみたいで、今探している真っ最中

普段両親が共働きしているから、鍵を渡されているんだけど、あれがないと帰っても家に入れないから、必死に探しているんだけど、一向に見つからない

最初は千太郎君も探してくれていたんだけど、部活があるから、先に帰ってもらったんだけど、やっぱり独りで見つけるのは無理かも…

どんどん日は暮れて、あたりは真っ暗になってくるし、山奥にある高校だから、あたりに明かりもそんなに無くって、なんだかホラー映画みたいになってきた校舎

ビクビクしながら、あたりを捜索しているんだ


ヒタ、ヒタ、ヒタ、ヒタ…


あ、あれ〜?幻聴かなぁ〜?誰かが僕のほうへ向かって、歩いて来てる気がするなぁ…

みんな下校し始めて、人気のほとんど無くなって静かになった校舎に、不気味な足音が、嫌にハッキリ聞こえてくる


ヒタ、ヒタ、ヒタ、ヒタ…


や、やっぱり幻聴なんかじゃない!誰か近付いて来てる

お化け嫌い、ゾンビ嫌い、怖いの嫌い、どうしよう…どうしよう…どうしよう…


ピタッ!


足音は、僕の真後ろで止まった…!!

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あきゅろす。
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