戦国乱世へレッツゴー！！
Ⅰ
「水蓮。」
「ぁ、政宗。おはよ～」
只今、朝だZE★
今日は目覚めがいいんでっせ。
「あぁ、それで、水蓮。」
「なーに?改まっちゃって」
ケラケラ笑うあたし。
政宗はまだ改まってる。
「?」
とても疑問だ。
「何時になったら・・・その、だ、」
「だ?」
「抱かせてくれるのじゃ。」
ブ――――――――!!!!
あたしは飲んでいたお茶を吹き出しちゃた（テヘッ）
「ケホッケホッ!!!」
いきなり何を言い出しやがる!!
「す、すまぬ。只、縁談を挙げたのに、何もせぬというのは・・・。」
そう、あたしと政宗は一週間前に縁談を挙げたのだ。
初夜?SEX?
まだだよ。
初夜はうっかりあたしが寝ちゃったし。
政宗ってば、いじけてたんだよね～。
やー、悪い事しちゃった。
さて、本題。
「でもさ、初めてって痛いんでしょう?」
あたし痛いのダメなんだよ～と苦笑いしながら付け足す。
そりゃ、痛いのは誰でも駄目だろ。
「それに・・・ね、この世界で子供が出来ちゃったら、帰れなくなっちゃう。」
「ならば!帰らねければ良い!!」
あたしは静かに、首を横に振る。
「ダメ。あっちの世界では誰かがきっとあたしの帰りを待って、心配してると思うの。」
だから、子供はつくらない。絶対に。
でも、
なぜ、政宗を見ていると帰りたくなくなるの?
政宗の事が好きだから?
あちらの世界では沢山の人が待ってるのに?
あたしは・・・
ど
う
す
れ
ば
い
い
の
?
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