戦国乱世へレッツゴー！！
Ⅰ
あぁ、あたし多分政宗の事好きだな・・・。
世間一般の女子達はこれを≪恋心≫って言うんだろう。
でも、あたし元の居た世界に帰らなくちゃいけない時がいずれ来る。
あたしは迷うことなく元いた世界に帰る。
でも―――――――、あたしは・・・。
帰りたくない。
なんで、帰りたくないと思うの?
ここに来たときは一刻も早く帰りたいと思ってたのに。
一ヶ月間でこんなに変わるものなの?
目から涙が絶え間無く出てくる。
家族や友達を取るか、好きな人を取るか・・・。
「ハハッ、わっかんないもんだな～～」
英語の方が分かりやすーい!!←
ふぅと小さくため息をつく。
『考えさせて』なんて言っちゃったけど、いつかは答えなくちゃいけないしなぁ～。
頭ん中がモヤモヤする。
「よしっ!!こういう時は走るに限る!!」
あたしは高校のジャージに着替え外へ向かう。
―――
城外を全力疾走する。
走り終わる頃には息は結構上がっていた。
「ハァ、ハァ、思ったより距離あるんやな～」
え?関西弁喋ったって?
だって、あたし三重県民ですもん!
三重県民も一様関西弁喋るんですよ。
まぁ、それはさて置き。
「よし!気持ちに踏ん切り付いた!」
あたし、今から政宗に気持ち伝えに行くよ。
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