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戦国乱世へレッツゴー!!
T
あたしは昔の事を思い出しながら、町を歩いていた。


「おい小僧!!俺様にぶつかりやがったな!!」


わ〜、中高年のおっさんが俺様って言っちゃってるよ。


てゆーか、子供に喧嘩吹っ掛けるってどう言う事だよ?


ヤレヤレ、仲裁に入りますか。


「おじさ〜ん、その子謝ってるじゃない。もう許したげたら?」


「んだと?うるせえ!!」


そう言っておっさんはあたしを上から殴ろうとする。


が、懐がら空き(ニヤリ)


そこに膝を入れる。


ゴスッ!股に命中!


やったね★


「おっさん、女の子に負けるとか、情けないなぁ〜」


そう言ってあたしはお腹を抱えて笑い出す。


「こ、小娘がぁ!!」


「ハッ!元はと言えばあんたがあたしを殴ろうとするからでしょ〜?自業自得★」


周りからは「そうだそうだ」とか「嬢ちゃんもっとやれ!!」だとか、全く調子良すぎじゃない?


人のこと言える立場じゃないんだけどさ。


「ねぇ、もう良いでしょう?あたし、普通に眠いんだけど(あと寒い)」


雪降ってるぞ。


「今、あんたが此処で先刻の子に謝ってくれればさぁ丸く収まるって訳なんだからさぁ、謝ってくれない?」


不のオーラ(殺気ともいうらしい)を出してみれば、おっさんは「ひぃっ!」などと情けないことを言い、あたしは溜め息をつく。


「情けなすぎ。女に気圧されるとか・・・。あんたホントに男?女が化けてんじゃないの?」


「先刻から聞いていれば女ぁ!!」


そう言って男は刀を抜く。


「へぇ?女に刀を向けるか〜、アッハッハッハ!」


再びお腹を抱えて笑い出す。


周りは気でも狂ったかと言う目で此方を見ている。


気なんか狂っちゃいねぇよ。


――約十分後――


まぁ、大方この騒ぎを聞きつけたお役人さんが上に報告したんだろう。


政宗が小十郎さんを引き連れてやってきた。


「ぇえい!!喧しいわ!!何じゃ!?女子に男が暴力を振るうとは!?」


どうやら、間違った情報が上に届いたようだ。


殴ったりしているのは実際あたしで、男は殴ろうとかしているけど、毎々あたしの攻撃に変わると言う。


でも、そんな事はあたしにはどうでも良いわけで。


政宗に再び会ってしまったと言う衝撃を受けていた。


っ!


今、一番会いたくて、一番会いたくない人。


矛盾、してますけどね。




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あきゅろす。
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