戦国乱世へレッツゴー!!
U
「間も無く、電車が到着します。黄色の線から出ないようお気を付けくださいませ。」
いつものアナウンス、いつもどうりに家に帰るはずだった。
それなのに・・・。
ドンッ!!
誰かに、背中を押され私はホームから落ちてしまう。
「きゃあっ!?」
目の前には、電車。
もう駄目だ。
私は目を閉じた。
けれど、私は死なずに何故か静かな森の中にいる。
「な・・・んで?」
なぜ死んでいない!?
いや、死なないに越したことはないのだが・・・。
「てゆーか、此処は何処だ!!」
携帯電話を開いて、見てみる。
「わ・・・見事に圏外。」
あぁ、何かもう悲しくなってきたわ・・・。
自分に同情しそう。
ここから動くべきか、此処でじっとしてるべきか・・・。
ハァと溜息をついて、気の影に座り込む。
ぁ、駄目だ。座ったら眠くなってきた。
ZZZ
うぅ、何か気持ち悪いっ。
揺れてる!
揺れてるよ!!
あたしは、ハッと起き上がる。
馬に乗ってる!
あたしが寝ている間に一体何があった!?
そして、この体制をどうにかしたいのだが。
あたしは今、馬の後ろに俯けに縛られてる。
骨が痛い!!!
前にいるのは、マントを羽織って変な帽子被った人。
前は見えない。
男なのか女なのか・・・。
もしかしたら、人じゃないかも・・・!
サ――――――――。
人間解剖する気じゃ・・・。
い、嫌だぁ!!
どうやら、あたしが死にかけてる間に前に乗ってる人の家(?)に着いたっぽい。
あぁ、あたしは死ぬのかぁ・・・。
まぁ、一度は死んだ身、潔く逝くかぁ・・・。
でもやっぱ抵抗あるなぁ。
でも、せめて死ぬ前にもう一眠り!!←(コラ)
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