戦国乱世へレッツゴー!!
U
「いや、馬鹿市じゃねぇよ。孫市だ。」
めんどくさっ!
「あー、はいはい。変なおじさん」
志●けんのあの変なおじさん(笑)
「いや、だから孫市だって「水蓮!!」
「政宗!」
パァァとあたしの顔が明るくなる。
「孫市!こやつには手を出すな!良いな!?」
「はいはい、でもお前がボケッとしてるとこいつの心は頂いちゃうぜ?」
「馬鹿め!!こやつはわしの大事な客人じゃ!!じゃから手を出すなと申しておるのじゃ!」
『客人』
そっか、政宗から見たあたしは客人でしたかないんだ。
「そっか、今までごめんね。客人として此処に長居しちゃって。あたし、もう出ていくよ。この城。」
「何じゃと!?」
「愛姫様とお幸せにね。」
あたしは荷物を持ち上げると、部屋を出た。
歩く足が早足になる。
丁度城を出た後、雪が降ってきた。
「雪・・・?」
春なのに、東北地方では春でも雪が降るんだね。
「別れ際に降るのはいつも雪だ。」
あの時もそうだった。
第三章完結!!
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