2 息を荒くする俺を愛おしそうに見つめる春の瞳に、視線に 捕われたように逸らすことが出来ない 「はる・・・」 「ベッドいくか」 俺は無言で頷いた 立とうとするが情けないことに足に力が入らない それに気づいた春が俺の足に自分の腕をいれ持ち上げた 所謂お姫様だっこだ まさか俺がそんなものされるとは思ってなくて 羞恥から顔が赤くなる 「お姫様は手がかかるなぁ?」 どこか楽しそう言う春 「っふざけんな!降ろせ!」 「力入んねんだろ?大人しくしとけ」 クソッ 赤い顔を見られたくなくて胸に顔を埋めた すると頭上からはぁと溜息が聞こえた なんだよなんか文句あるのかコノヤロウ 内心悪態をつきながら大人しくしていると ベッドに降ろされ春が覆いかぶさってきた 「湊、好きだ」 「はる、っん」 俺が言葉を返す前に口を塞がれる 目を開くと春の欲情した視線が絡む それにまた興奮し下半身に熱が集まるのを感じた [*←][→#] [戻る] |