2 「当たり前ってなんだ。大体俺はタチだぞ」 「俺だってそうだ」 いや、まあそうだが・・・・ くそ・・俺が折れるしかねえのか? 「・・・・・ネコなんか、したことねえよ」 「当然だ。あったらそいつ殺してるとこだ。 はなからお前の処女は俺が貰うって決まってんだよ」 なんだそれ・・・ どこまで自己中なんだよこいつ いつもの意地の悪い笑みが余計にむかつく けれどそれ以上に胸の高鳴りが押さえられなくなって来て 今にも破裂しそうなほど苦しい 「クソッ・・・・・ 春・・・責任、とれよ」 そう言えば「勿論」と返され僅かに顔に熱が集まるのを感じた その言葉が合図かのように俺達は惹かれ合うように唇を合わせた 軽く触れ舌を絡める 動きを止める事もなく邪魔な互いの服を脱がせる 脱がせながら春は脇腹や腹を撫でてくる 少しくすぐったいが心地良い [*←][→#] [戻る] |