マリモ暴走 乾いた音が響いたあとにギャーギャー喚くマリモの声 「さっきから聞いてれば!何でそんなこと言うんだよっ!最低だ!謝れ!!」 どうやら殴ったのはマリモみてぇだ そういえばやたら腕力が強かったんだっけ 「太陽っ!」 なぜかマリモの心配をし、慌てて駆け寄る役員共 おい殴られたのは俺だぞ 殴られた頬を押さえつつボーッとそんなことを考えていると 俺達のやりとりを黙ってみていた春が俺の隣に来た 俺の頬に手を当てる 「大丈夫か」 「そう見えんのか?」 俺が言うと春はニヤッと笑って言った 「心配なさそうだな」 チッ 助けるとかなんとか出来ただろうに本当にムカつく奴・・・ 「おい、マリモ」 「俺はマリモじゃねえ!沢田太陽だ!太陽って呼べよ!!」 「黙れ。よくも俺の湊に手を出したな。 今までの問題行動といい・・もうこの学園に居られると思うなよ」 「な、なんだよそれっ!友達にそんなこと言っちゃいけないんだぞ! 今なら許してやるから謝れよっ!俺は優しいからな!!」 全く話にならない こいつ脳みそないんじゃないか? [*←][→#] [戻る] |