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「持って、一年でしょう」

僕は今日、余命宣告を受けた






僕には両親がいない
小さい頃に事故で死んでしまったらしい
変わりに叔父さんが本当の息子のように育ててくれた



学校は叔父さんが理事長をつとめる全寮制の男子校に入った
少しでも恩返しがしたくて勉強もスポーツも頑張った
将来、使える人材になるために
役に立てるように



おかげで僕は中等部で生徒会書記、高等部では副会長に任命された
自分の努力が認めて貰えたような気がして凄く嬉しかった
なにより、叔父さんが褒めてくれた



生徒会のメンバーは個々の個性こそ強いが良い人ばかりだ
見た目からか僕は弱そうに見える、らしい
まあ元々病弱ではあるんだけど
そのせいか皆僕に対して気を使ってくれる



クラスの人も友達も生徒会の皆も僕にとって大切な人ばかり
毎日が幸せで楽しくて笑わない日なんかなかった
僕の顔にはいつも笑顔があった






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あきゅろす。
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