3 仕事をしていた手を止め時計を見上げる そろそろ昼食の時間か 「そろそろ飯にするか」 俺が声をかけると、待ってましたと言わんばかりに会計が立ち上がった 「はいはーい!今日は食堂いかない〜?」 「何で俺がわざわざあんな五月蝿い所に行かなきゃなんねえんだ」 誰が好き好んで俺を見てキャーキャーと騒ぐ奴らの所に行くんだ 「だってぇー転入生君、見たいじゃん?」 「「見たいー!」」 まあ、確かにこいつらが言うように 俺も見てみたい気持ちはある 「しょうがねえな、おい食堂行くぞ」 「全く・・・言っておきますけど僕が先に目をつけたんですからね。 横取りはしないで下さいよ?」 春日が役員達に釘を刺す そんなに気に入ってるのか? 珍しい事もあるもんだ [*前へ][次へ#] [戻る] |