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俺は今、書類に埋もれている




全ての始まりは1週間前

「明日、転入生が来るらしい」

今朝、いきなり理事長に呼び出されたかと思えば
明日転校生が来るだと?ふざけんな
あのクソ理事長は何考えてんだ
ここまで無能だと呆れて物も言えない

前理事長が海外に行く事になり、代理として席に着いたのが現在の理事長
前理事長の弟らしいがはっきり言って権力を振りかざしているだけの無能だ

「それは急ですね・・・」

「「どんな子だろうー!」」

「俺、可愛い子がいいなぁ」

「・・・」

副会長の反応はまともだが双子と会計はなんつー呑気な・・・
書記に至っては興味無いって感じだな


「しかもあいつ転入生の案内役を生徒会から頼むとか言って来た」

あからさまに眉を寄せる副会長

「つーわけで、春日行ってこい」

「なんで私なんですか」

使命された春日は不服そうに俺を睨む

「双子は遊びそうだし、会計は転入生の貞操が危ない、書記は・・案内になんねえだろ」

そう言われて反論できないのは納得しているからであって

「分かりましたよ。行けば良いんでしょう」

はぁーとため息をつき、何を言っても無駄だと分かったのか春日が諦めたように了承する



まさかこの時の判断で俺の日常が崩壊するなんて思ってもみなかった





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あきゅろす。
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