妄執教師
調教 その1
仁科はベッドに腰掛けていた孝司の肩を掴み、そのまま押し倒した。
何も見えない状態だったせいか、孝司は一瞬ビクリと身体を震わせた。
「怖がらなくていいよ」
仁科は孝司の髪を梳き、目隠しをされた目蓋に口づける。
「さぁ、今日も頑張ろう」
「…さとし」
仁科は組み敷いた孝司の胸に舌を這わせ、丹念に刺激していく。
「あっ…、ん」
孝司が喘ぐ。仁科は孝司に乳首への刺激だけで射精出来るように教えていた。
ここ何日か指導しているのだが、あと一歩のところで、いつも孝司が自ら手を出してしまう。
彼の手を縛りつけることは簡単だが、それではつまらなかった。他人の手で、それも乳首への刺激だけでイケるようになるほど、孝司をドロドロに溶かしてやりたい。
「ひゃ…ん、…あっ」
何日も弄られていたそこは、とても敏感になっていて、イかせること自体は容易だった。
だから時折言葉で煽ったり、わざと放置させたりして、孝司を翻弄する。
その時は仁科も、多少は興奮した。
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