Novel
Switch*サナ様より誕生日祝い小説>>ストロベリーキス【N*L】
ストロベリーキス
「やっぱりケーキといったらこれだよね〜」
いつものように窓から顔を覗かせると、部屋の主はちょうどティータイムだったようで。
机にあるショートケーキは艶やかに光るいちごを乗せていて今にもルーシィに食べてほしいと言っているようで、ナツはつい声に出してしまった。
「いーもん食ってんなぁ、」
はっとなってこちらを見たルーシィは、なによ、あげないわよ!てかあんたいつか捕まるわよ、と冷たく言い放つので、ひらりと窓枠から部屋の中に滑り込んですぐ側まで行ってやった。
ついケーキに手を伸ばそうとすれば、やめぃ!とフォークを振り回すので、その手をさっと掴み取ると空いたもう片方の手でケーキの上に乗っかったいちごをポコリと摘み上げた。
「いっいやあー!!」
耳元で喚くルーシィに顔をしかめつつ、仕方ねぇなぁ、とナツは呟き、摘んだいちごをルーシィの口に押し付けた。
「ん、むぅ…っ」
「これで文句ないだろ」
だけど。あむあむと顔を真っ赤にし、涙目+上目使いで睨まれたら。
(…うわ。やべ…)
その顔、反則。ナツはつい、いちごよりも赤くて艶やかな、その唇にガブリと噛み付いた。
「…ご馳走さま」
もちろんその後ルーシィにお礼という名の手痛いビンタと、新しいケーキを買いに行かされたのは言うまでもない。
(…すみません調子こきました)
(…わわ分かればいいのよっ!)
* * *
サナさんよりいただきました。
まさかの超スピード打ちだそうです(笑)。
ルーシィにあむあむされたら私でも食いつきます。ナツ突き飛ばして私が行きたいそして逝きたい。……美しいハイキックでお願いします。←
サナさん、素敵な小説本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
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