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愛なんて知らない。
私はいつも愛想笑い。

「かわいい」「きれいだね」「すきだよ」

そんな安っぽい言葉なんて要らないの。

「じゃあね、アヤナちゃん
また遊ぼうね。」

あなたのその"遊び感覚"さえ憎い。

こんどフェラするふりして
噛みちぎってやろうか。

なーんてね…。

おじさん達の相手するだけで
こんなに貯金が溜まっても
私には意味がない。


買いたいものが無いんだから。

だけど私の欲しいものは
お金じゃ手に入らない。


「ねぇ、いくら?」

「3万」

「へぇ?
君くらい可愛いならもっと…」

これはいわゆる暇つぶし。
(お小遣いに困っていない場合は
こういうのが正しいのだろう。)

今日も学校帰りの駅前で
てきとーな人を捕まえて
するんだ、いつものように。

ただ、おじさんじゃなかった。
ちょっと若い感じの
…大学生かもしれない。

「じゃあ行こうか」



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