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何かの見間違いかと思ったが
入江薫は息を苦しそうに倒れていた。
異常事態だと判断し
思わず駆け寄ってしまったのが事の発端。
「入江さん!?大丈夫!?」
彼女の顔は真っ赤に汗をかき
目は虚ろで言葉を発せずにいた。
「すぐに保健室に行こう!」
彼女の細い肩を抱きあげると
薄手の制服が汗を吸い
ビッショリになっていた感触が
僕の手のひらに伝わってきた。
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